金胎漆器 タンブラー 中 / 根来(ねごろ)■寸法:直径7cm × 高さ12cm
■容量:満水時 350ml
■材質:純銅 本うるし
■仕上:内面 - ニッケル
外面 - 根来塗り
■装丁:単品 桐箱入り
■製造:国産 新潟県燕市
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曙(あけぼの) 小 - 200ml | 根来(ねごろ) 小 - 200ml |
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曙(あけぼの) 中 - 350ml | 根来(ねごろ) 中 - 350ml |
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曙(あけぼの) 大 - 500ml | 根来(ねごろ) 大 - 500ml |
・鎚目タンブラー - ミラー仕上げ
Sサイズ / Mサイズ / Lサイズ
・鎚目タンブラー - 伝統着色技法
Sサイズ / Mサイズ / Lサイズ
新光金属の製品には、このほかにもさまざまな純銅製カップや調理器具、職人さんが一つ一つ目切りをした手づくりのおろし金、鎚目の風流な水割り用の酒器……
そして古来より愛され続けてきた、焼付仕上げの風合い活きる銅製茶道具などもございます。
上の写真から
新光金属の製品一覧にお進み頂けますので、銅器をお探しの方は、宜しければご覧下さい。
金胎漆器 タンブラー 中 / 根来(ねごろ)■寸法:直径7cm × 高さ12cm
■容量:満水時 350ml
■材質:純銅 本うるし
■仕上:内面 - ニッケル
外面 - 根来塗り
■装丁:単品 桐箱入り
■製造:国産 新潟県燕市
・新潟銅器 × 山中漆器のコラボレーション伝統銅器の老舗、新光堂の新しい製品です。
これまでの純銅鎚目タンブラーを本漆で仕上げ、漆工芸の世界では金胎漆器(きんたいしっき)と呼ばれる工芸品として製作。
内側にはときおり暗く、ときに明るく反射する複雑で金属的な表情。
そして外側には漆……植物に由来する素材ならではの、柔らかいとも硬いともつかない、張りのある手ざわり。
もともと経年変化の魅力からファンの多い銅器の良さと、使い込むことでより発色が鮮やかになってゆく漆器の良さ。
ご自分用に、じっくりとご愛用頂くことで徐々に風合いを変えてゆく相棒として。
はたまた曙と根来、仕上げの手順が逆になっているふたつを並べて長年を共にするペアグラスとして。
ふたつの素材が出会った美しい酒器です。
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まずは純銅の良さから銅は銀に次いで熱伝導率が高く、イオン作用によって飲み物の雑味が抜け、味がまろやかになるといわれています。
注いだ瞬間から味が冴え、口をつけるだけで冷たさを実感できます。
ビールはもちろんカクテルやアイスコーヒー、もはや水さえも、注ぐだけでとにかく美味しくなります。
……正直なところ、冷たい飲み物にあまりに特化しているため熱い飲み物にはオススメできません。
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金胎漆器について金属を素地に漆塗りをほどこした漆器のことです。
錆びを防ぐという機能的な面はもちろんですが、何といっても漆仕上げの特徴は、日本古来よりの美をお楽しみ頂けるという点。
古くは正倉院の遺品のなかにも鍵(かぎ)や鐶(かん)などに多く見られ、江戸時代までは「 甲冑 (かっちゅう)」に塗師の手によって施されていました。
下塗り、研ぎ、そののちに中塗り、また研ぎ、細心の注意を払って最終的な上塗りを行い、乾燥させる際にも一定間隔で回転させることで表面にムラが生じないようにするなど、製作にはたいへんな注意と管理が必要とされます。
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根来塗り(ねごろぬり)曙塗り(あけぼのぬり)とは逆の手順を踏む技法。
名は和歌山県の根来寺に由来し、聖天堂正面の壇が室町時代から伝わるこの技法によって朱色に仕上げられています。
黒漆による下塗りをほどこしたのち赤漆を塗り、部分的に下地の黒を研ぎだすことで製作。
使い続けるうちにすこしずつ表面が摩耗し、朱色の下から黒漆がすこしずつ現れるとともに全体が磨かれ、うっすらと透明感を増してゆきます。
紀州根来塗といえば木を素地とした重箱やお盆、汁椀などが主流ですが、それら木胎漆器の仕上がりはややマットで、するっとした手触りがあります。
このように銅をベースにするとずいぶん異なる表情を見せてくれる、漆という素材の奥深さがよく分かる技法です。
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金胎漆器のお手入れについて漆器をお持ちの方でしたらご存知かもしれませんが、よく漆器は「育てるもの」と言われている通り、お手入れの仕方によってずいぶんと表情と持ちが変わってきます。
漆というものは10年ぐらいかけてじっくりと硬化してゆき、透明度を増してゆく素材。
もっとも重要となるのは、直射日光と高温多湿の場所を避けること、そして洗剤や水に漬け置きをしないことの二点です。通常の食器用洗剤をお使い頂き、クレンザーなど研磨剤が入っているものはお控え下さい。
そして「優しく洗って、しっかり拭く」ということを繰り返すと、だんだんと艶が増し、発色がよくなり、手ざわりも上品になるなど、手をかけるに値する変化を見せてくれるはずです。
なお、漆塗りは作業時の気温や湿度によってどうしても個体差が生じてしまいます。
模様の入り方や色合いにバラつきが出てしまう場合がございますが、どうかご理解頂けますようお願い申し上げます。
仕上げが異なる同型のタンブラーもございますので、宜しければぜひ併せてご覧下さいませ。
新潟、燕で昭和34年からこの道一筋。
- 新光金属株式会社金属加工の地 燕にあって、その伝統に重ねるさらなる研鑽、最新技術の導入、美しいデザインの追及に日々邁進し、数々の素晴らしい銅器を世に送り出してきた新光金属さん。
その銅器の優れた造形性や配色、食のプロをして選ばしめるその機能性は国内外に評価が高く、「コメダ」や「上島」、数多くのバーや洋食店が新光さんの銅器を採用しているのは、知る人ぞ知るお店の味の秘訣です。
『くらしの道具にこそ、本物を』
昭和34年の創業より貫き続けているその精神は、日本のものづくりを根底から支えるにふさわしい、まさに「いぶし銅」の輝きをたたえています。
古くなるほど味が出る、だから常に新しい。
本物の銅器の使い心地を、ぜひご堪能ください。
お確かめ頂きたいこととお願い・決して電子レンジで温めたり、直接火にかけたりしないで下さい。
・銅はたいへん熱伝導率の良い素材ですので、強めの熱燗を注ぐ時には十分お気をつけてご利用下さい。
・長期間ご使用いただくにつれ、ゆっくりと銅部分の色合いや艶が変化してゆきます。
これも純銅製ならではの味わいとお考え頂き、末永くお使い頂ければ心より幸いでございます。