東屋が作るステムグラスは、ほどよい厚みがあり、脚もどっしりと安定感のある作りが特徴。
宙吹きガラスらしい繊細さを保ちながらも丈夫で扱いやすいので、普段はステムグラスは使わないという方でも、ジュースにミルク、アイスコーヒー、ワインまで、気軽にお使いいただけます。
デザインの原型は、18世紀から19世紀にかけてのイギリスのステム。産業革命前後に大量生産されたグラスは、それまで手作業で作られていたガラス製品ならではの個性と、工業製品らしいタフさを併せ持っており、その独特の雰囲気を蘇らせました。
グラスを透かすと見える刷毛で掃いたように見える横筋は「はし跡」と呼ばれるもので、ガラスを成形する際に使うトングのような道具が生み出す痕跡です。
向こう側の景色がゆらっと見えるのも、「吹きガラス」ならではの仕上がり。
カップの底を伸ばしてステムを作り、別に作った台と合わせて作られているので、継ぎ目がなくカップから底面に滑らかに繋がるステム。
水飴がトロンと流れ出たような質感がなんとも言えません。
同じように見えてひとつひとつ形が違うのは、「宙吹き」という手法で作られているため。高温でドロドロになるまで熱したガラス素材に、職人が息を吹き込んで形を作る。その一瞬の奇跡で出来上がったステムには、加工の過程でさまざまな形状や模様が偶然に生まれる面白さがつまっています。
サイズも厚みもバラバラ。飲み口の広さ、ガラスの厚み、コップの高さ、ステムの太さ、気泡の数など、どれも同じものはありません。まさに偶然の産物として出来上がる吹きガラスのステム。
一般的な商品とは違いますが、不均一な仕上がりを美しい、面白いと感じる方には、きっと大満足してもらえる日用品になるはずです。
レモンシロップで作った炭酸レモネード。透明な炭酸がステムにキラキラと反射します。
ステムにアイスコーヒーを入れると、いつもの朝食が少し豪華に見えます。
グラスに深さがあるので、ストローをさしてもOK。
搾りたてのグレープフルーツジュース。ピンクグレープフルーツのピンク色が、トロンとした質感のかわいいステムによく合います。
ステムグラスと言えば定番のワイン。
吹きガラスのステムで、お昼にいただくスパークリングワインは格別です。
ベリーソーダ
家飲みやホームパーティーなどで使うと、おもてなしのテーブルもぐっと素敵になります。
![]() | ![]() | |
![]() |
![]() コップ 寸法:直径81×高さ98mm | ![]() ステム 寸法:直径70×高さ150mm |