「コップと聞いて、誰もが思い浮かべる形を作りたい」そんな思いから生まれた東屋のコップ。
朝起きてまず飲む一杯のお水、朝ごはんの牛乳、昼休憩にレモネード。そんな時使うのは、シンプルで使いやすいコップらしい形のコップがいい。
形はごく普通ですが、手にしてみると、ぽてっとした丸みと安定感のある厚みが何ともいえない雰囲気。光の当たり具合によってガラスの揺らぎが漂います。毎日、何気なく使うことのできる、上質のコップです。
ガラスの美しさを引き立てるため、透明感にこだわりました。このコップのためだけにまったく新しい配合のガラス素材を生み出し、まるで水をすくい上げて形にしたような、トロンとした独特の質感の美しいコップが出来上がりました。
水を入れると光の反射で、透明感がいっそう際立ちます。
このコップは、職人が息を吹き込んで成形する「宙吹き」という手法で作られています。
型を使わず、溶けたガラスを吹き竿に巻き取って宙空で拭いて成形する「吹きガラス」。仕上げの段階で表面にできる、ろくろ目のような横筋も、日用品として存在感をアピールしすぎないよう極力抑え目。あくまでおしとやかな佇まいながらも、宙吹きの良さが隠しきれない上質な仕上がり。
どこかいびつさもありますが、ガラスの透明度と相まって、思わず手に取りたくなります。
同じように見えてひとつひとつ形が違うのは、「宙吹き」という手法で作られているため。高温でドロドロになるまで熱したガラス素材に、職人が息を吹き込んで形を作る。その一瞬の奇跡で出来上がったコップには、加工の過程でさまざまな形状や模様が偶然に生まれる面白さがつまっています。
サイズも厚みもバラバラ。飲み口の広さ、ガラスの厚み、コップの高さ、気泡の数など、どれも同じものはありません。まさに偶然の産物として出来上がる吹きガラスのコップ。
一般的な商品とは違いますが、不均一な仕上がりを美しい、面白いと感じる方には、きっと大満足してもらえる日用品になるはずです。
コップの底中央には、吹き竿を外すときにできるポンテ(丸い跡)も。一見、傷のようにも見えるかもしれませんが、「ポンテ跡」は吹きガラスの手仕事の証しです。
アイスコーヒー
搾りたてのグレープフルーツジュース。ピンクグレープフルーツのかわいい色が、丸みのある形によく似合ってテーブルが華やかになりました。
レモンシロップで作った炭酸レモネード。やっぱり透明の飲み物を入れた方が断然きれいです。炭酸が透明なコップにキラキラと反射します。
緑茶
レトロな感じもしてくるこのコップ。ビールをいただくと、なんだか懐かしい気分になってきます。
350ml缶で軽く2杯分ぐらい。
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![]() コップ 寸法:直径81×高さ98mm | ![]() ステム 寸法:直径70×高さ150mm |