●塩化カルシウム(CaCl2)とは 塩化カルシウムとはカルシウムと塩素の化合物で、分子式CaCl2によって示される無機塩類の一つです。 天然には海水中にも0.1%程度含まれており、食品添加物としても使用されている製品です。 この製品の特性により、凍結防止・融氷雪・霜柱防止・路層安定・防塵・ブライン・廃液処理等、各種用途に使用され、ご好評をいただいております。
●塩化カルシウムの特性 吸湿、保水性に富み、水によく溶解する ……強い吸湿力により、路面に適当な湿り気を与えホコリの発生を防ぐため、グランド・テニスコート・未舗装道路の防塵に効果を発揮します。
溶解熱が高い(285J/g・68cal/g) ……塩化カルシウムは水に溶け易く、多量の溶解熱を発生するほか、水の凍結温度を大幅に下げるため、即効性のある強い凍結防止作用と融氷作用を発揮します。
CaCl2濃度30%の水溶液は-55℃まで凍結しない ……その凍結防止作用は、グランド・テニスコート等の霜柱防止用としても効果を発揮します。
●こんな場合に効果的です ■グランド・テニスコートに 冬には、グランドやテニスコートを積雪や凍結、霜柱から守ります。 夏には、乾いた地面から舞い上がる砂塵や粉塵の悩みをシャットアウトします。
■道路に 道路の凍結防止、融氷雪、未舗装道路等の防塵に威力を発揮し、交通のトラブルを解消します。
■路層安定剤として 塩化カルシウムは土中の成分と反応して、固くて流失しにくいオキシクロライドセメントを形成する性質があります。 これによって、路盤をしめ固めて強固にし、路層、路面が安定します。
●散布基準 ■凍結防止用 散布基準:50〜200g/m2
●気温・氷雪の厚み・交通量など、条件によって、散布量の加減が必要です。
■防塵・霜柱防止用 散布基準:0.5〜1.5kg/m2
●雨上がりで路面に湿り気があるときが効果的です。地面が乾燥しているときはそのままの散布では効果が現れるのに時間がかかるので、水に溶かして散布するか、散布前後に散水すれば効果が早く現れます。
■路層安定用 散布基準:骨材への混合 10kg/m3 路面転圧後の散布 0.5kg/m2
●保管 化学的には安定ですが、吸湿を防止するため次の注意が必要です。 1) 高温にならない場所・湿気の少ない場所に保管して下さい。 2) 開封後長時間保管する場合は、容器を密閉して下さい。 |