Fastlletってなんなのかfastとwalletを掛け合わせた造語です。
設計段階から、「どうすればよりすばやい支払いや取出しができるのか」
これだけに注目して開発して生み出した"
最速の財布"です。
さて、最速を支えているのは何なのでしょうか。
一緒にその秘密に迫ってみましょう.

クレジットカード、免許証、保険証、キャッシュカード......etc
利用頻度が非常に高いと言うわけではないけれど、持っておきたいカード類はいっぱいありますよね。
設計者としては、普段は4~5枚、出張や帰省、旅行など、遠出の時に10枚程度とどんなときにも使えるようにカードポケットを12個用意しました。
さすがにカードを入れすぎると膨れてしまいますが、場面に合わせて使いこなせるような仕様にしています。
財布と別にカードケースを出す必要が無くなり、取り出しや支払いスピードが向上します。

通称Δカットと呼ばれるシリーズ共通の斜めカット。カードを取り出すときにカードに指がかかりやすくなる様に作っています。
さらにカードの露出面積が通常より大きくなるので、お目当てのカードを探すスピードが上がります。
こうした工夫によって、カードの取出しが体感で倍速くらいになると思います。
また、並行な配置と対称性を意識したポケットの配列によってポケットの並びが美しく見えるようにしています。

今回の設計面の目玉がこのコインケース部分。
この形状の財布は束入れと呼ばれるんですが、束入れでL字のジップを採用したものの流通はほぼ皆無です。
アシンメトリーな形状を嫌っての事かと思います。
でも、やはり道具は使いやすさあってこそ。
そんな信念の下、小銭の見やすさ、取り出しやすさを劇的に向上させるべく、L字ジップの採用に踏み切りました。
Fastlletの名に恥じぬ驚異的な小銭の支払いのスピードをサポートしてくれるでしょう。
さて、こうして最速の秘密に迫ってきましたがこのFastlletの魅力はそれだけではありません。
さらなる魅力に注目してみましょう。

ある程度しようして革が馴染めばスーツのポケットやズボンのポケット、バッグの中、どこへでもすっきり仕舞えます。
(※カードを12枚フルに収納して小銭を30枚入れるみたいなキャパシティの限界に挑戦する様な事をしない限りですが......)
私がこの財布の開発時に最速にこだわったのは利便性とか実用性を考えての事でした。
その観点から"厚み"も意識した開発を行いました。


