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・商品説明 【重要必読】商品に関する詳細な注意事項はこちら
付け木(つけぎ)とは江戸時代の旅人が携帯する火打袋にいつも忍ばせていた着火材で、ヒノキやスギを薄く削った「ヘギ」の先端に溶かした「硫黄(いおう)」をつけたものです。
火口(ほくち)に付いた一粒の火種を付け木に引火させて、火種を少しずつ大きくします。
・詳細画像 / スペック
◆内容量◆
付け木 20枚シート、約60mm×70mm 1枚のシートから幅1cmにちぎったとして7本取れます。
全部で140本 細くちぎればさらに多くの附木が取れます。
従来の物は50本でしたので、2.5倍量となりました。
!!ご注意ください!!
硫黄が燃えると亜硫酸ガスが出て、たまごの腐ったような匂いがします。
有毒なので、吸い込まないようお気をつけください。
硫黄がヘギからバラバラと剥離することがあるので、小さいお子様が舐めたりしないようお子様の手の届かないところで保管してください。
また付け木は湿気に非常に弱いので、乾燥剤と常に一緒に保管してください。
キャンプ愛好家、とりわけサバイバルキャンプやソロキャンパーの間で火打金による火起こしが増えています。
しかし現在は「火打金でマグネシウムを削る」西洋の着火方法が主流で、LIGHT MY FIREのファイヤースターターキットなど海外仕様の火打金が使われています。
西洋の火打石となるものはマグネシウムでつくられており、ナイフでマグネシウムを打撃することでマグネシウムから大量の火花を飛ばします。
野宿の匠シリーズは、江戸時代から昭和初期までの約400年間、庶民の間で続いた日本古来の伝統的着火方法を可能にします。
日本古来の着火方法は『火打石で火打金を削る』方法のため、「火打金でマグネシウムを削る」西洋の着火方法とは全く逆になります。
そしてたった一粒の火花が火口に落ちれば、火種ができます。
火花から火種へ
火口(ほくち)とは火花を受け止め火種に変える炭の一種で、蒸し炭とも呼ばれます。
焚火などで燃えた木は「オキ」になり、そのまま空気中において置くと灰になります。
オキを蓋付きの容器に入れ酸素不足の状態をつくると炭素の状態になり、これが蒸し炭です。
火口はどんな 植物からでもつくれますが、植物によって火の付き方が異なるため、火の付きやすい種類の植物を選ぶ必要があります。
火打金が使用されていた時代は、蒲(ガマ)の穂、コケ、モグサ、スギ、ブナなどの朽木から火口をつく っていました。
これらを火口として使用できる状態にするには、ひと工夫必要です。
これは蒲の穂の写真で、ガマは湿地帯に生える植物です。
火花の付きを良くす るために蒲の穂などの火口には硝酸を入れて加工します。
また火口が湿っていると火種が出来ないため、乾燥に 大変気を使う必要があります。
硝酸カリウムは爆薬の原料となるため、薬局で購入することはできません。
朽木は蒸し炭にする前に十分に乾燥させる必要があります。
火種から炎へ 付け木(つけぎ)とはヒノキやスギを薄く削った「ヘギ」の先端に溶かした「硫黄(いおう)」を付けたもので、引火すると 青い炎が燃え出します。
江戸時代には付け木は一束にして販売され、各家庭の火打箱や付け木箱の中へ小分けにして置かれていました。
下の写真は群馬県高崎市石原町「あかりの資料館」にある昭和初期に実際に使われていた付け木です。
※火のお取り扱いに関する注意事項※
火花が移って着火したら、火口は必ず全て燃やし切ってください。
「一部しか燃えていないから」といって火の付いた部分を消して、残りを元の火口入れに戻して再利用することは絶対におやめください。
完全に消えてない場合が多く、未使用の火口と混ぜると、それが火種となって再燃焼することがあります。
着火した火口は必ず燃やし切り、水を掛けて完全に消火したことを確認してから廃棄してください。
火口に着火しない場合は、火口が水分を吸収している可能性があります。
天日干しをして乾燥剤を入れて保管してください。
■眼鏡
火打石で火をつけるときは、眼鏡をかけてください。
普段眼鏡をかけない方は、100円均一ショップなどで販売されているサングラスや花粉対策用の眼鏡などを着用してください。
火打金から飛んだ火花が顔に当たることはよくあり、目に入った場合には失明の可能性もあります。
■手袋
火打石と火打金で指を挟んだり切ったりする可能性があるため、手袋の着用をおすすめします。
■服装
火花が飛んだ時に軽いやけどをする可能性があるため、長袖・長ズボンの着用をおすすめします。
■対象年齢
18歳以上となります。
それ以下のお子様については、大人が同伴するか教育指導者の指導に従ってご利用ください。