Sotto - Caprin(カプリン)■サイズ:直径5.5 × 高さ4.6cm
■カラー:ゴールド シルバー ホワイト
■素材:真鍮 天然木(ブナ)
■製法:金型圧縮成形 多種研磨
■内容:おりん本体 りん棒
敷布 取扱説明書
■装丁:ロゴ入りボールケース
■製造:日本製 富山県高岡市
ベルのような形のおりん。
「Caprin」は手持ちベルのように本体を持ち上げ、りん棒に当てることで音を鳴らします。起き上がりこぼしのように戻るりん棒は、鳴らした後におりんを置いても音は鳴り続けるため、手を合わせる所作を自然に行うことができます。おりんとりん棒は組み合わせることができるためスペースを取ることなく、すっきりとしたフォルムで違和感無くいつもの住空間に溶け込みます。
コンパクトなSottoシリーズのなかでも、ベル型のなかにすっぽり収まることでひときわ小さい姿をしたCaprin。
りん棒の上にもどしても鳴り続けるために、ベルの足元に2mmほどの空間があるのですが、デザインとしても不思議な浮遊感を与えています。
りん棒をふって鳴らすのではなく、おりんをそっと当てて鳴らすという逆転のアイディアは、既成の「仏具」という枠にとらわれない「ポタリン」や「パドル」を生み出す瀬尾製作所さんならではの、ささやかながら素敵な発想です。
お色はゴールド、シルバー、ホワイトの三種類がございます。
お好みのひとつをお選び下さい。
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ポタリン グッドデザイン賞受賞、小さな三具足&おりん | チェリング まろやかな形の三具足セット | チェリン 小さい姿からは想像できないほど、素敵な音 |
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チェリンウッド 天然木と出会った、柔らかい音色のお鈴 | チェリンミニ もーっとちいさいおりん。 | キャロマ 火立てとお香立てを一緒に。 |
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P・スフィア 球体のメモリアルボックス。写真も立てられます。 | P・シリンダ 円筒形のメモリアルボックス。写真も立てられます。 | ピクスタル 伝統染色技法でつくられるモダンな写真立て。 |
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パドル 小舟とパドルのかたちのおりん。 | カプリン ベルのかたちのおりん。 | リング 指輪をはめるスリットを作ったおりん。 |
奥深い完成度とハッとするような着想
―――
瀬尾製作所 株式会社富山県高岡市のものづくりといえば、高岡大仏に代表される銅器鋳造の技術。
およそ400年前に青銅・真鍮の鋳造から始まった高岡の金工技術は、現在の大規模なアルミニウム工業や、それに関連する航空部品や建築材の製造業に見るように、長い時の変遷とともにさまざまな金属を用いた産業へと、技術・素材の裾野を広げていきました。
そんな日本屈指の金工の地であり、上述の高岡大仏がそびえる大佛寺(だいぶつじ)、そして仏殿、法堂、山門が国宝に指定されている瑞龍寺(ずいりゅうじ)を擁する地でもある高岡に、1935年、茶道具や仏具を製作する会社として瀬尾製作所さんは創業しました。
年々専門化し、多岐にわたってゆく多種多様の金工技術と知識を新たに採り入れ、組み合わせを駆使しながら、研磨やコーティングに「最後の手間」を惜しまない、じっと見惚れるほど精巧なものづくり。
それが実現するびっくりするような成果を示すのは、例えば " シリンダ " や " キャロマ " の真鍮部位です。
どちらも容器として製作している部位なのですが、真円度(円の半径差、どこまで理想的な円に近いかを示す指標)があまりに高いため、お鈴でないにも関わらず、叩くと「ちりーー……ん」と、よく澄んだ長い音が鳴るのです。
瀬尾製作所さんの手掛ける製品の清廉な響き、空間が「しん」と鎮まるような佇まいはすべて、最後に惜しまないひと手間、ふた手間がそのまま結実したものなのです。
故人との記憶、その日の出来事、仕事で抱えるわだかまり、この先のこと。
さまざまな思いをそっと解きほぐし、空にゆだねる、祈りの場。
瀬尾製作所の皆さんが送る、あたらしい祈りのかたちを、どうぞご覧ください。
森羅万象を尊び、神仏に手をあわせる。
故人を偲び、ご先祖を敬う。
私たち日本人が古来から大切にしてきた「祈り」の心は、時代を経ても、脈々と受け継がれてきました。
しかし、その「祈り」を捧げる場においては、家族構成や住環境が変わってきた今、少しずつ変化が求められているようです。
s o t t o は、現代の暮らしにそっと寄り添う仏具です。
高岡銅器ならではの重厚さはそのままに、光沢感を抑えた金属の質感に自然木のぬくもりを合わせて、和室にも洋室にも合うシンプルなデザインに仕上げています。
たとえば、家族が集うリビングスペースに。あるいは、ベッドルームの傍のチェストにしつらえても。
仏壇を置くスペースがない和室にも馴染み、さりげなくインテリアの中に溶け込みます。
s o t t o は、あなたの祈りの心を大切に、ささやかな“ 場” を作るお手伝いをします。
s o t t o の考える祈りの場時代がどんなに変化しようとも、身近な存在、大切な人の死を受容することは簡単なことではありません。
遺された者が、死別という事実に折り合いをつけながら悲しみをやわらげていくためには、物理的な時間が必要であると同時に、心を落ち着ける場が必要です。
そういう意味で、日本古来の「墓」や「仏壇」は、仏さまの浄土を感じ、故人( ご先祖) と心の対話をする神聖な場としての役割を担ってきました。
しかし、家督制度に対する意識の変化や宗教観の多様化によって、墓葬の概念が絶対で無くなりつつある今、旧来の仏壇に対する考えも変わってきています。移住空間の欧米化も相まって、仏壇を設置するスペースを充分に取れないという声も聞かれます。
s o t t o は、そんな変化をとらえ、祈りをささげたいという方の気持ちをまず一番に考え、暮らしに寄り添う " 祈りの場 " を提案しています。
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