石州半紙 二三判
size:約630 x 約1000mm/厚み 4〜5匁(もんめ)
【産 地】島根県浜田市三隅町
【生産者】川平正男氏
国の重要無形文化財で
ユネスコ無形文化遺産の
未晒楮紙の手漉き和紙、 石州半紙。
石州半紙と書いて「せきしゅうばんし」と読みます。
地元産の良質な楮を原材料に漉かれ、
微細かつ強靭で、すがすがしく幽玄な趣を持ち、
長期保存に耐えうる品質が特徴です。
かつて大阪商人が石州半紙を帳簿に用い、
火災の時にいち早く井戸に投げ込んで保存を図ったなど、
その品質の良さを物語る逸話には事欠きません。
1969年(昭和44年)に
国の重要無形文化財に登録された
「石州半紙」(せきしゅうばんし)は、
2009年(平成21年)にも
ユネスコ無形文化遺産の保護に関する条約
「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」に
記載(登録)され、
2014年にも本美濃紙・細川紙と共に、
ユネスコ無形文化遺産の
「和紙 日本の手漉和紙技術」で石州半紙は、
再登録されました。
【石州半紙(せきしゅうばんし)の製造方法】
1、原料は、こうぞのみであること。
2、伝統的な製法と製紙用具によること。
1.皮作業を行い、
煮熟には草木灰またはソーダ灰を使用すること。
2.薬品漂白を行なわず、填料を紙料に添加しないこと。
3.叩解は手打ち、またはこれに準じた方法で行うこと。
4.抄造は「ねり」にとろろあおいを用い、
竹簀による流漉きであること。
5.板干しまたは鉄板による乾燥であること。
3、伝統的な石州半紙の色沢、地合等の特質を保持すること。
ランプシェードなどにご利用頂けます。
ランプシェードなどにご利用頂けます。