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日本の梨には大別して2種類があります。ひとつは赤梨と呼ばれるいわゆる「甘い梨」、もうひとつは青梨と呼ばれる「シャキシャキとした梨」、前者は幸水や豊水などの品種があり、後者は20世紀梨が有名です。呉羽梨は赤梨で品種リレーをしていきます。この品種リレーというのは収穫時期が各品種ごとに違い、早く熟す種から順々に収穫をしていき、品種を代えながら旬をお届けする事を指します。和梨もそうですし桃もそうですね。蛇足ですが、収穫時期は違えど花芽の時期は同じなので、農園では「どこにどの品種を植えたか」が大事になります。
さて呉羽梨がリレーする品種の話なのですが、もちろんそれぞれの種に特徴があります。以下は何十種類もの産地の梨を食べて来た個人的見解になりますが、ご参考までに。
幸水種:香り幸水と呼ばれるほど、匂いが優れます。その甘さもどこか蜜っぽく、酸味もしっかりあって味のバランスが良い品種です。外皮が黄色に変わる頃に食べると一番美味いのですが、見極めが遅すぎると発酵臭が発生するので毎日眺める事をお勧めいたします。
豊水種:こちらはジューシーな梨の品種で、果肉や果汁に関しては青梨に近いでしょうか。ただ青梨に比べて豊水は甘さに特化していますので、甘いジュースを飲んでいる感覚に陥ります。食べ比べると味の幅が大きいので、この豊水種の出来栄えがその産地の実力になるかと思います。
あきづき種:どちらかというと新種の赤梨で、幸水豊水新高という赤梨をリレーする品種を全て掛け合わせて出来ました。当初は棚持ちの良い新高種の系譜かと思っていたのですが、幸水系の糖蜜の甘さが強い為(発酵臭の関係で)あまり長期間保存は出来ないようです。しっかり甘くてジューシー、間違いの無い和梨です。品種名が梨っぽくないのが玉に瑕。
新高種:大玉傾向で果肉が締まった印象があります。よく高級フルーツ店が秋ごろに仕入れる赤梨は、この品種か南水種となります。大きく見栄えしてしかも棚持ちが良い。数日間常温で置いていても平気です。そしてカットするとじゅわりと申し分の無い甘さの果汁があふれ出す。どこか自然界が作り出したスイーツのようですね。