金属製食器の産地、新潟県燕市で、保堂が製作している「銅製コーヒーサーバー」。なめらかな銅の光沢が美しく、やさしく温かみのある佇まいは、どこか懐かしい喫茶店の雰囲気を感じさせます。
容量は八分目まで入れて240mlと、1〜2杯分のコーヒーを淹れるのに程よい大きさ。注ぎ口と持ち手があり、サーバーの形をしていますが、冷たい飲み物を飲む時のカップとしてもお使いいただけます。
色は素銅色と黒銅色。黒銅色は、素銅を硫化カリウムに入れて色付けし、軽く磨くことによって表現しています。また、素銅色はクリア仕上げなので、サビや汚れにくく、銅の美しさが長持ちします。
サーバーにたっぷりの氷と、濃いめのコーヒーをドリップしてアイスコーヒーを作れば、そのままカップとしてもお使いいただけます。
カップとしてお使いいただく際には、アイスコーヒーやソフトドリンクなど氷を入れた飲み物がおすすめです。熱の伝わり方が鉄の5倍、ステンレスの25倍の銅のカップ。氷を入れてよく冷えた飲み物を注ぐと、一瞬で器が氷のように冷たくなります。
垂直に立ち上がる端正なフォルムは、へら絞りという製法で作られています。へら絞りとは、回転する銅板に「へら」と呼ばれる棒状の道具を押し当てならがら形づくる技法です。
丈夫で、銅そのものの美しさを楽しむことができる継ぎ目のない表面は、ヘラ絞りならではのものです。籐巻きをした持ち手と銅と籐の組み合わせが美しく、凛とした佇まいの良さがあります。
2004年、金属食器の産地、新潟県燕市を拠点に立ち上げられたブランド「保堂」。デザインや鍛金は自社で、プレスなどの加工は燕三条地域の工場に発注。伝統工芸である、鍛金銅器など職人の手仕事を加えた銅や真鍮、ステンレス製のテーブルウェアを製作しています。
![]() | ![]() コーヒーサーバー 生地色 / 黒銅色 | ![]() |