日本の山のシンボル、富士山が吹き出し花火になりました。富嶽三十六景を思わせる赤富士、青富士をかわいくデフォルメ。おもちゃのようにかわいい形で、どんな火花が出るのかわくわくしますね。手土産としてもおすすめですし、家族と花火を楽しむ時間を過ごしたり、お友達とのパーティーやアウトドアの時にも、場をワッと盛り上げてくれます。
導火線に火を点けると、山頂から煙と炎が勢いよく吹き上がります。こんこんと湧き上がる火の柱と火花が、溶岩のようにも見えて迫力、大。刻々と変わる色や火花や、煙。最初から最後までをみていると、何かしらのストーリーがあるような、そんな感じにも見えました。詳細はやってみてからのお楽しみということで…
福岡県みやま市にある筒井時正玩具花火製造所は、国産線香花火の製造所です。線香花火はほとんどが外国産。国産の線香花火はとても希少で、その製造所は日本に4ヵ所しかないといわれています。火薬を作ることから、包む作業まで、ほとんどが手作業。機械ではできない繊細な作業が多く、職人がていねいに花火を作っていきます。材料選びも大切にされており、火薬の材料になる松煙は宮崎産の松の根を、火薬を包む紙は福岡県八女市の手すき和紙を使います。藁が持ち手の線香花火は、田んぼを作って原料を確保しているそうです。地元のものを厳選し、線香花火やその他にもいろいろな手持ち花火や吹き出し花火を作りながら、日本の花火の伝統を守り続けているのですね。