お櫃に入れたご飯。
粒立ち、ツヤツヤ、甘みを感じます

イメージは三合です

樹齢百年をこえる木曽椹（きそさわら）の貴重な柾目材だけを使用した東屋のお櫃。

昔から食卓の道具として当たり前のように使われてきたお櫃ですが、今では炊飯器など便利な道具の普及で使われる機会がめっきり減ってしまいました。

そんなお櫃をお勧めしたいのは、やはりお櫃に入れたご飯はとても美味しいからという理由に他なりません。

お櫃に入れたご飯を見ると、お米一粒一粒が立ちツヤツヤと透明感があります。
そして、冷めているのにふっくらとご飯が美味しくて、いくらでもおかわりできそう。

なぜ、お櫃に入れたご飯は美味しいのでしょうか？
それは、わっぱ弁当と同じように、木本来の調湿作用がご飯の水分量を調節してくれるから。

木曽椹は優れた耐水性を持ち、特に柾目材には高い吸水性があります。
炊き立てのご飯を入れるとお櫃が余分な水分を適度に吸い取り、ご飯本来の旨味を引き出し、香りをたたせて適度な歯ごたえに整えてくれるのです。

お櫃でいったん休ませることで、よりお米が甘く感じる。むしろ、炊き立てよりも冷えたご飯を好む方も少なくありません。

残ったご飯の始末も簡単
使ってみると便利なものだと気づきます

残ったご飯の始末が楽なのもお櫃のいいところ。

炊飯器の保温だと、時間が経つにつれパサついて黄色味を帯びて、食感も見た目的にも美味しさ激減。ラップで一食分ずつ包んで冷凍庫に入れるのは時間と手間がかかりますし、タッパに入れて冷蔵庫に入れると乾燥してカパカパ、常温に置いても蒸気でベトベトに…。

その分、お櫃は炊いたご飯を入れるだけ。お櫃なら、ごはんが冷めてもベタつかずパサつかず、時間が経ってもふっくらと瑞々しく美味しさを保ってくれます。

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土鍋で美味しく炊けたご飯。お櫃に移すという、ちょっとした一手間で最後までご飯を美味しくいただけます。

使い始めのころは水分の吸い込みが若干強く感じることがあります。そういった時には、ご飯をよそった後に濡らした布巾やキッチンペーパーをご飯の上にのせておくことで、適度な湿気を与えてくれます。お使いのうちに少しずつ吸い込みが落ち着いてきます。

キッチンで見せたくなる暮らしの道具

イメージは五合です

木曽椹の柾目材を継ぎ合わせ、銅の箍（タガ）で締められた昔ながらの形のお櫃。
その美しい佇まいはキッチンで是非見せたくなる暮らしの道具です。置いておくだけでも様になります。

銅で出来た箍は、使用していくうちに色が味わい深く変化していきます。

お手入れについて

イメージは三合です

使っていくうちに必ず出てきてしまう黒ずみ。
気持ちよく愛用していただくためには、基本のお手入れをしっかりと行うことが大切です。

「束子を使い木目にそって水洗い」「綺麗な布でしっかりと水分を拭き取る」「風通しの良い日陰で充分に乾燥させる」

やはり早く、しっかりと乾かすのがポイント。
洗った後に、消毒用アルコール（エタノール）を霧吹きすると、黒ずみやカビの発生を抑えます。

木ヤニについて

木の肌に油染みのようなものが出ていることがありますが、これは木曽椹に含まれる天然の樹脂である木ヤニが、気候や保管の環境、または木の個性によって表面ににじみ出たものです。耐水性や耐酸性の素で、人体には無害です。
べとつきが気になる場合は消毒用アルコール（エタノール）で拭き取ってください。

お櫃 三合

ラインナップ

お櫃 二合 φ180×H125mm

お櫃 三合 φ205×H140mm

お櫃 五合 φ235×H160mm