『ザボン』は知っていても・・・
文旦は見たことがない方も多いのでは?
四国では2月になるとごく普通に見かけます
『えっ!おいし〜い!』
分厚い外皮、黄色い外観からなんだか酸っぱそうなイメージですが
甘味も酸味もおだやかでさっぱりとした風味のなかに
“どこかクセになる”独特の味わいがあとをひく柑橘です。
東南アジアから江戸時代に渡来したブンタンは、グレープフルーツ・ ナツミカン・ハッサクなどの親品種でもあります。 果皮から出る独特の香り(にがみ)はヌートカトンと言って、 これらブンタンからの交雑種にのみ見られる成分です。 この成分を生かして生食のほか、皮や果肉を用いた砂糖漬け(ザボン漬け、 文旦漬け)、マーマレードなどに利用されます。 |
ブンタンは半分近くが皮です。怒らないでくださいね。手ではむかずに図のようにナイフで切れ目を入れてから削ぎとります。内袋が気になる場合は取ってお召し上がりください。 逆にワタをつけたままざく切りにしても適度な苦味があっておいしいですよ。 | |
ブンタンの収穫は年末頃に行われますが、採取したては酸味が強すぎるので、貯蔵して酸味を減らした後に出荷されます。酸味が強く感じられる場合は寝かせることでおいしくなります。 ぶんたんは皮が分厚いため数ヶ月保存しても果汁が損なわれにくいかんきつです。
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