
愛媛ブランド キウイフルーツ皆さんは愛媛県=〇〇とは、何を思い浮かべるろか?
大半の人はみかんとか、道後温泉とか、坊ちゃんとか。
もちろんそれはそれで愛媛を代表するモノやけんど、実は愛媛のキウイが生産量で35年も連続で全国一位(2021年現在)って知っとった?
これはちょっと意外やったって人もおるんやないろうかねぇ。
ほしたら愛媛の特産品を取り揃えるうちとしては、美味しいキウイ探さないかんやろ。
ほんとに血眼になって探したてや。
ほやからこそここでハッキリ断言させて。
絶対に間違いない国産キウイ見つけたけん。
辿り着いたその先は、『伊予市』
難癖あり
だからこそこれ以上ない
最適環境伊予市いう地域は県内一の生産量を誇る日本有数のキウイの名産地なんよ。
平地は乏しく、海岸線は伊予灘断層海岸って呼ばれとる直線状の磯が連なる断層崖が海に迫っとる独特な地形で、瀬戸内海に面する斜面の多い地域。
これだけ聞くと正直なかなかの難癖地形やけんど、実はこの地形環境全てが究極に美味しいキウイの育つ最適条件やったんよ。
急傾斜地は水はけが良く、瀬戸内海に面しとるけん潮風を浴びて土がミネラル豊富な栄養素をたっぷり含んどる。
土がミネラル豊富な栄養素をたっぷり含んどるってことは、キウイの木々も元気いっぱいにしっかり育って、そこから栄養素がギュッと吸収されるんよ。それに加えて斜面も多いけん、陽の光がびっちりキウイに注がれるってことなんよ。
さらに一年通して温暖んで晴れの日が多い地域とくれば、そらぁキウイを育てる環境としてはこれ以上の最適環境はどこ探してもないわいね。
さらに「南国の空に輝く太陽」「海に反射する太陽」「斜面に築かれた石垣に照りつけて反射する太陽」の”3つの太陽”がこの伊予市にはあると言われとって、ここで大きく元気に、そして健康的に育つキウイは甘くてジューシーな味わいに育っていくんで。
山恋、海恋、町恋これは伊予市のキャッチフレーズなんやけんど、まさにそれがピッタリの町の景色がそこにはあった。
優しく、温かく、日々の喧騒を忘れさせてくれて、全てを包み込んでくれる雰囲気がそこにはあった。
町の人も心温かく、まさに心ときめく素敵な町。
またひとつ確信した事がある。
”美味しい”が生まれ育つ理由は、ただ単に恵まれた環境だけやのうて、こうした美しい町の”ぬくもり”を吸収できることで、はじめて『本物』になるという事を。
私はこの町に恋をした。
そして三度の恋
これこそ追い求めた
究極の愛情キウイ地域は決まった。最後は”人”。
ただ実はここが一番重要やと思っとる。
いくら名産地で美味しいキウイが育つとしても、育てとる人が、地元へ、そしてキウイに愛情を持ってないと必ずそれは味にも伝わると思っとる。
農業はそんなに単純なもんではないし、簡単でも甘なもんではない。
究極を求めるなら全てにおいて徹底的にこだわりたい。誰でも丹精込めて作られたもんを食べたいやろ。
ほやけん最後の”人”にはそうとう慎重になった。
かなり探し回ったし、産地探し以上に大変やったけんど、ついに出会おうた。
若くして農業にチャレンジして、何事にも妥協は一切しない。ほしてなによりもご家族や地域に、そしてもちろんキウイにも、見てて惚れ惚れするような愛情が満ち溢れとった。
私はこの町とキウイとこの生産者様に、三度の恋をした。
すいません
もはや頭が上がりません自分の直感はやっぱり正しかった。
こちらの生産者様は、テレビ局や色んなメディアにも引っ張りだこになっとるほど大注目されとるお方なんです。
そらぁもうここまでされたら美味しいキウイも頷けらい。
それでも決して偉ぶることなく、ただひたすら真摯に美味しいキウイを作るために向き合い、チャレンジし続ける姿勢には、もはや頭が上がりません。
生産者からのメッセージウンっと愛情込めて育てたんやけん、私らにとってこのキウイは我が子同然ぜ。
「美味しかったよぉ」いう言葉を聞くたんびに、涙が出そうになるもんやわ。
まぁ、食べちゃんないや。