BQE3256Z パナソニック 震度5以上の地震を感知すると主幹ブレーカーを強制遮断!他社製分電盤対応 感震リニューアルボックス 60A

 

パナソニック 震度5以上の地震を感知すると主幹ブレーカーを強制遮断!他社製分電盤対応 感震リニューアルボックス 60A BQE3256Z

感震ブレーカーとは

地震がおさまって電気が復旧した時が危険!

大きな地震が来ると送電線の保安点検のため一時的に停電になるケースがあります。

電気が復旧したときに倒れたストーブなどによる二次災害の危険が潜んでいます。

通電火災の二次災害に備えるのが感震ブレーカーの役割です。

感震ブレーカーのしくみ

感震ブレーカーは震度5強以上の地震を加速度センサーで感知、分電盤の主幹ブレーカを強制遮断して電源をストップします。

どちらの場合も主幹漏電ブレーカを強制的に遮断します。

※夜間などに地震が発生した際に避難経路の照明電源を確保するため、3分間の通電時間を設けています。また即時遮断に設定変更も可能です。

設置の必要性

地震後の停電復旧時、出火の恐れがあります。

地震がおさまって電気が復旧した時に、倒れた電気製品や破損した電源コード等が火元となり発生するのが「通電火災」です。

出典:神戸市ホームページより 通電火災ってご存知?

南海トラフ地震防災対策推進基本計画(平成26年3月)


強震波形計算による震度分布基本ケース

電気に起因する出火の防止を図るため、感震ブレーカー等の普及を加速させる。
危険性の高い木造住宅密集市街地については集中的な取組みを行う。

「防災対策推進地域」(29都府県の707市町村区)の木造住宅密集市街地の内、「地震時に著しく危険な密集市街地」は12府県3706万m2に達する。

出典:内閣府ホームページより 南海トラフ巨大地震対策 報道発表資料一式(平成24年8月29日発表) 資料1-1

首都直下地震緊急対策推進基本計画(平成27年3月)


都心南部直下地震(プレート内)の震度分布

木造住宅密集地での感震ブレーカー設置率目標を2024年度までに25%に引き上げることを目標にしています。

1都9県の310区市町村を「緊急対策区域」、東京都心の千代田、中央、港、新宿を「首都中枢機能維持基盤整備等地区」として指定。(首都圏直下地震対策特別措置法より)

出典:内閣府ホームページより 防災対策推進検討会議 首都直下地震対策検討ワーキンググループ 最終報告(平成25年12月19日公表)

感震ブレーカー等の性能評価ガイドライン(平成27年2月)

感震ブレーカーの設置を促進しています。

感震ブレーカー等の普及にあたっては、まずは、大規模地震時の同時多発火災の危険性を十分に周知し、また、近年の地震火災の主たる要因は電気によるものであることについて、国民の理解を促進することが重要である。(中略)

また、木造住宅密集市街地等における防災対策を検討する地方公共団体等にあっては、地域住民に信頼性の高い感震ブレーカー等の普及促進に向けた取組みを行う際の一助となることを期待するものである。

内線規程が改定(平成28年3月)

内線規程JEAC8001 2011 2016追補版に「感震遮断機能付住宅用分電盤」設置の表記が追加されました。

1365-10 感震遮断機能付住宅用分電盤

    勧告

  1. [「地震時等に著しく危険な密集市街地」の住宅などへの施設]
    「地震時等に著しく危険な密集市街地」の住宅などには、感震遮断機能付住宅用分電盤を施設すること。
    • 注 )ここでいう住宅などには、住宅のほかに、住宅用分電盤を施設する店舗、事務所などを含む
  2. 推奨

  3. [「地震時等に著しく危険な密集市街地」以外の住宅などへの施設]
    「地震時等に著しく危険な密集市街地」以外の住宅などには、感震遮断機能付住宅用分電盤を施設すること。
    • 注1)ここでいう住宅などには、住宅のほかに、住宅用分電盤を施設する店舗、事務所などを含む
    • 注2)「地震時等に著しく危険な密集市街地」の具体的な地域及び問い合わせ先を、資料1-3-21 1項に示す

 

商品ラインアップ

既設用:既設のパナソニック製分電盤(コンパクト21シリーズ)の空きスペース(1回路分)に設置する場合

感震ブレーカー

既設のパナソニック製住宅分電盤「コンパクト21」に1回路分の空きスペースがあれば、感震遮断機能を追加できます。

特長

  • 通電火災対策に震度5強以上の地震で主幹ブレーカを自動OFFします。
  • 安全性情報をブザー音でお知らせ
    (ピー、ピー)地震波感知時
    (ピー、ピー)傾き感知時
    (ピピッ、ピピッ)交換時期お知らせ時(10年)
    (ピッ、ピッ)部品異常お知らせ時
  • 1Cモジュール、分岐回路どこでも取付可能
    分岐1回路分空きスペースがあれば上下段どちらにも取付できます。
  • 工具不要で施工性向上
    本体交換時、本体と擬似漏電出力線をコネクタで取り外せるので、工具を使用する必要がありません。

感震ブレーカー:BQX702

既設用:既設分電盤に空き回路スペースがない場合や、他社製分電盤の場合

感震リニューアルボックス

既設の分電盤に外付けすることで感震機能と漏電遮断機能を追加できるリニューアルボックスです。

特長

  • 通電火災対策に震度5強以上の地震で主幹ブレーカを自動OFFする感震ブレーカー(BQX702)を搭載。
  • 単3配線すべての分電盤に対応。
  • 漏電ブレーカ搭載で漏電遮断機能を付加。

感震リニューアルボックス一覧

主な容量 品番 希望小売価格
(税抜)
寸法(半埋込寸法)(mm) 収納機器

タテ

ヨコ

フカサ

30A

BQE3253Z

30,900円

325
(310)

150
(135)

124
(30)

BJW3303(30A)+BQX702

40A

BQE3254Z

32,500円

BJW3403(40A)+BQX702

50A

BQE3255Z

32,500円

BJW3503(50A)+BQX702

60A

BQE3256Z

33,500円

BJW3603(60A)+BQX702

75A

BQE3257Z

39,000円

BJW3753K(75A)+BQX702

100A

BQE32510Z

43,000円

BJW31003K(100A)+BQX702

  • 注1)住宅分電盤付近に本製品が増設できるスペースがあるか確認してください。
  • 注2)引込線に余長があることを確認してください。余長がない場合、再配線または電線の延長が必要となります。
  • 注3)配線延長時は住宅分電盤に電源接続部が配置できるスペースがあるか確認してください。
  • 注4)住宅分電盤の主幹容量を事前に確認し、同じ容量の本製品を選定ください。
  • 注5)搭載機器の詳細については、各機器の仕様書をご覧ください。

既設用:感震機能と回路増設が必要な場合

感震ブレーカー搭載マルチボックス

既築住宅向けの感震機能を後付けできる分電盤です。

特長

  • 通電火災対策に震度5強以上の地震で主幹ブレーカを自動OFFする感震ブレーカー(BQX702)を搭載。
  • 空き回路に回路増設、太陽光用ブレーカや避雷器の搭載が可能です。