昭和アデリアのデザインを元に、パッケージ・シール・しおりなども含め、細部まで当時の雰囲気にこだわって作られています。
また、単なる復刻ではなく「現代の生活でも使いやすいこと」を大切に考えて作られています。
昭和アデリアの代表的な商品である「脚付きグラス」は、コップに短い脚をつけたようなユニークなシルエットが特徴。
当時は家庭用グラスとして大変人気があり、様々なデザインの脚付きグラスが生産されました。
その後脚付きグラスは時代の流れと共に姿を消しましたが、新しい成形技術と人の手による作業の組合せによって懐かしいデザインを再現しました。
脚の位置のわずかなバラつきなど、味のある仕上がりも健在です。
さらに飲み物がたっぷり入る容量・口が広くお手入れしやすい形状にリメイクし、当時のかわいらしさはそのままに、より使いやすい商品として生まれ変わりました。
・野ばな…清楚で可愛らしいデザインの野ばなは、昭和アデリアのヒット商品アリスと並んで当時人気の高かったシリーズです。昭和49年に贈答用のガラス食器セットとして販売をスタートしました。白い花柄はよく見ると花びらが散っているものもあり、当時のデザイナーの遊び心が感じられます。
・コレック…オレンジのチューリップがキュートなコレックは、昭和48年に発売された柄です。当時は琥珀色のグラスにプリントされ、ギフトセットとして販売されていました。まばらに列んだ素朴なチューリップ柄のグラスは、今も昔も変わらない可愛らしさでテーブルを明るくしてくれます。
・風船…やわらかなタッチで描かれた風船は、昭和44年に発売された柄です。当時は脚付きの小ぶりなコップに様々な柄をプリントした商品を販売していました。そのシリーズの一つの風船は、グラスの中にふわふわと浮かぶ様が、昭和当時の懐かしい空気を優しく運んできてくるかのようです。赤いお花もチャームポイントです。
・マスカレード…黄色い大きなバラを大胆にあしらったマスカレードは、昭和49年に発売された柄です。当時は琥珀色の脚付きグラスにプリントされていました。マスカレードには「仮面舞踏会」という意味があり、その名前の通りどこかエレガントな雰囲気が漂うデザインです。
・アデリアラプソディー…ストライプの花柄がかわいらしいラプソディーは、昭和48年に発売された柄です。当時は磨りガラス調の脚付きグラスにプリントされていました。グラスにお行儀よく列んだお花たちがなんとも愛らしく、見る人をどこかほっこりとした気持ちにさせてくれます。
・花の輪…白と水色の組み合わせが爽やかな花の輪は、昭和51年に発売された柄です。当時はクリアブルーのグラスにプリントされていました。大小のポップなお花が咲きこぼれた、動きのあるデザインが印象的です。
・フェンス…朱色の円と黒い直線で構成されたフェンスは、昭和44年に発売された柄です。当時は琥珀色のカラーグラスにプリントされていました。シンプルな幾何学模様のパターンは、スタイリッシュで使う人を選びません。所々にガラス絵の具のかすみやにじみが見られ、完璧すぎないところに当時のおおらかさを感じます。
・さくら草…淡いピンク色の小花が規則正しく並んださくら草は、昭和45年に発売された柄です。当時はピンク色のカラーグラスにプリントされていました。真ん中のドットはよく見ると少しずつ中心からずれていて、なんとも言えない愛嬌があります。小さなお花は控えめでありながら可愛らしく、見る人の心をくすぐるデザインです。