氏名の誕生江戸時代の名前はなぜ消えたのか
品名:氏名の誕生江戸時代の名前はなぜ消えたのか
著者:尾脇秀和
出版社:筑摩書房
発売日:2021/04/10
価格:1034円(税込)
判型:新書
ISBN:9784480073761
私たちが使う「氏名」の形は昔からの伝統だと思われがちだが、約一五〇年前、明治新政府によって創出されたものだ。その背景には幕府と朝廷との人名をめぐる認識の齟齬があった。江戸時代、人名には身分を表示する役割があったが、王政復古を機に予期せぬ形で大混乱の末に破綻。さらに新政府による場当たり的対応の果てに「氏名」が生まれ、それは国民管理のための道具へと変貌していく。気鋭の歴史研究者が、「氏名」誕生の歴史から、近世・近代移行期の実像を活写する。
キーワード:シメイ ノ タンジョウ/オワキ ヒデカズ/ちくま新書/有隣堂しか知らない世界/芝選書/