本製品は、端子部が大型設計のため、隣接したSFPポートでは仕様できません。
オーディオグレードSFPモジュール
TOP WING Silent Fidelity SFP
2025/07/11 TOP WING Silent Fidelity SFP 販売価格 44,000円(税込)| 店長の大後悔日誌より
TOP WING さんの新製品 SFP光モジュールセット Silent Fidelity SFP のご紹介です。
まず、注意点です。
SFP接続は各メーカー独自に高音質を目指して工夫を凝らしております。
そのため、高音質再生を目指して頑張ったメーカー製品の場合、このSFP光接続セットが動作しない場合がございます。
現時点で、2メーカーで動作しないことを確認しております。
SFORZATO さんと TAIKO Audio さんです。
この2メーカー製のオーナー様は、このセットは動作しませんのでご注意ください。
他メーカーさんで動作しないとの情報は入っておりませんが、情報が入り次第ご報告させていただきます。
発売されたのは 7月9日(水)で実際に音を出したのは昨日の午前 11時でした。
現在、音出し開始から 28時間経過しております。
正直、昨日の時点では、輪郭が甘く、力感に乏しく、とてもおすすめできる音ではありませんでした。
ですが TOP WING さんの製品は OPT AP が音出し開始後 48時間ほど経過して、音質が大きく変化した事例がありますので、すぐに結論を出さずにエージングを行いました。
そして、今朝音を出すと見違えるほど良くなっていました。
十分におすすめできるクオリティです。
同時発売の TOP WING OPT LAN Bridge と OPT USB Bridge は、視聴時に使用するSFP光接続セットが決まらないと試聴出来ませんので、エージングのみ行いまだ試聴しておりません。
明日以降、順次試聴を行う予定です。
SFPモジュール 青と緑、そして光ケーブル 3m のセットとなります。
文字が小さくわかりにくいですが、青が for AUDIO で下流(ネットワークプレーヤー)側で緑が for DATA で 上流側です。
オーディオで使用するSFP光接続は、光ケーブルの長さが長い方が良いというのが定説で、実際に比較試聴すると長い方が良い場合が多いです。
ですので、付属品の 3m と オプションの 20m で比較試聴しました。
明らかに 20m の方が安定しており、S/N比が高く、エネルギー密度が向上します。
20m のオプション光ケーブル 9,900円(税込) は必須だと思います。
ですので、44,000円(税込)+ 9,900円(税込) で合計 53,900円(税込) のセットとなります。
ライバル達と、比較試聴を行いました。
ハブのDELA S1 と ネットワークプレーヤー LUMIN U2X との間に接続して比較試聴しました。
TOP WING Silent Fidelity SFP は 光ケーブルをオプションの 20m へ変更しての試聴です。
弊社おすすめセット 25,000円(税込) 画像右側の黄色いケーブルのセットですね。光ケーブルは 20mです。
「SFP光接続が音に効くらしい。」
という声がネット上で囁かれ始めた、6年ほど前に有志が集まり、身銭を切って様々な組合せを試した果てにたどり着いた結論がこのセットでした。
それから DELA C1 を導入する今年の1月まで、吉田苑リファレンスSFP光セットとして使用していたセットです。
DELA C1 定価 88,000円(税込) 画像上部の金色モジュールのセットです。
このケーブルは光接続ではありません。
SFP接続は信号をSFP用の信号へ変換してから伝送します。
光接続の場合はさらにもう一回、SFP用信号を光信号へ変換するプロセスが入るため、受け側で元に戻す行程まで含めて合計 4回の信号変換プロセスが入ります。
このケーブルはSFP信号をそのままダイレクトに伝送するため、信号変換が計2回で済み、その分音が良いです。
ただ、光変換が行われないためノイズ除去機能が無いため、このケーブルを使用する際は別途光絶縁装置が必須となります。
これら、2モデルと比較試聴を行いました。
まずは、光接続同士の、黄色ケーブルセットと比較しました。
Silent Fidelity SFP の方が S/N比 で優秀です。
奥行き方向の再現性も高く、にじみが減ります。
一聴、力感が落ちたように感じますが、良く聞くとより輪郭が鮮明になり、にじみが減ることにより静かさが増し、力感が落ちたように錯覚するようです。
あらゆる面で Silent Fidelity SFP が良いです。
次に DELA C1 と比較しました。
これは、難しいです。
力感に関しては C1 が上ですが、S/N比はかなり Silent Fidelity が優秀です。
4回信号変換が入る分、2回しか入らない C1 の方がS/N比で有利だと思いますが、回路構成の工夫で信号変換回数増加の不利を覆しています。
他にも、空間表現力の高さと、にじみの少なさで Silent Fidelity が優秀です。
ネットワークオーディオの最重要項目であるS/N比が優秀な Silent Fidelity SFP の方が総合力で上だと判断しました。
追加で、ハブとOPT AP 間で比較試聴を行いましたが、音は変わりませんでした。
ハブとOPT AP 間用SFP光接続セットは安価な弊社おすすめセットで良いと思います。
DELA C1 は光絶縁できませんので、ハブとOPT AP間では使用出来ませんのでご注意ください。
ネットワークオーディオを刷新するオーディオグレードSFPモジュールが遂に登場
Silent Fidelity SFPは、オーディオ用に最適化された光変換SFPモジュールです。従来の産業用製品とは異なり、短距離伝送(最大30m)に特化し、低消費電力と高音質を両立しています。
主な特徴:
独自波長設計により短距離伝送に最適化
ディスクリート構成により徹底した低消費電力化
ST-Link採用で接続性向上
オーディオ用途では、従来の産業用SFPの仕様(長距離対応・高消費電力・樹脂コネクタ)は不要であり、音質に影響を与えていました。Silent Fidelity SFPはこれらを排除し、オーディオに最適な新設計を採用しています。
技術的ポイント:
長波長マルチモード方式を採用
→ 電力効率に優れたマルチモードに、減衰の少ない長波長技術を融合
→ 短距離でも高S/N比を維持可能
統合IC不使用
→ 高性能な単機能素子を個別に選定して構成(レーザー素子・アンプ等)
このように、Silent Fidelity SFPは、オーディオシステムにおける光通信に新たな基準を提示する革新的なSFPモジュールです。
個別の単機能デバイスで構成することの副産物として、一般的な規格では必要であるものの、この独自規格においては無駄なものを省くことができました。それが温度補償機能とDDM(Digital Diagnostic Monitoring)対応です。一般的なSFPモジュールは、光送出の過程で発熱が発生し、また光を生み出すレーザー素子の性質上発熱によって特性が変わるため、温度補償回路が必要です。本規格では光送出パワーを下げることで発熱が少なく特性の変化が小さいため、温度補償回路を撤廃することができました。また、異なるSFPモジュールを使用するときのトラブルシューティングに役立つSFPモジュールの監視機能であるDDMについても、本製品はペアで使うため必要がありません。これら工夫によってSilent Fidelity SFPは1Gbps対応SFPモジュールでありながら、一般的な製品に比べ大幅な消費電力の低減・安定化を達成できました。
Silent Fidelity SFPは、1芯ファイバーを用いて双方向で通信を行うため、ペアでのご提供となります。また、ペアで対になるようにそれぞれ送受信波長が異なっており、最適なレーザー素子を用いています。このレーザー素子の関係から、消費電力の安定性に微妙な違いがあります。そのため、より安定した方をFor AUDIOとしました。ストリーマーなど下流に近い側にFor AUDIOとラベリングされた方をお使いいただくことをお勧めします。
光ファイバーの接続方式には、OPT ISO BOXで定評を得たST-Link方式を採用しました。金属製プラグにより、確実な勘合を実現します。また、光ファイバーの外被についても一般的なPVCではなく、振動特性に優れたPEを採用しました。なお、Silent Fidelity SFPには3mケーブルが標準で付属します。その他長さが必要な場合には、オプションケーブルを別途お買い求めください。1,2,3,5,10,15,20mの用意がございます。
仕様
製品名 | Silent Fidelity SFP |
光方式 | 双方向長波長マルチモード |
コネクタ | STコネクタ |
対応速度 | 1Gbps |
付属ケーブル長さ | 3m |
保証期間 | 12ヶ月 |