Paradigm MONITOR SE 3000F グロスホワイト バスレフ型トールボーイスピーカー ペア 2本/3ウェイ

[ Paradigm / MONITOR SE 3000F ]
3000Fの音は見事に小型モデル ATOM と同じです。
音質は、トールボーイとは思えない引き締まった低音で、箱鳴りの悪影響をほとんど感じさせずに、ナチュラルに低域が出てきます。
目をつむると、コンパクト2ウェイモデルが鳴っているのではと錯覚しそうなほど見事に制御された低音が出てきます。

高域も同様で、色気をプラスしたり等の演出をほとんど感じません。
ある意味、マーケットを完全に無視した音作りとも言える異色モデルでもあります。
価格は入門クラスですが、出てくる音は玄人好みの渋い音作りとなっており音楽を聞く道具としての高い完成度を持ちます。

もちろん弱点もあり、高級モデルに比べれば高域の抜けが物足りませんし、低域も、ある程度のところで諦めており、欲張らないレンジ感となっています。
仕上げも塩ビシート貼りで高級感はありません。
ですが、音楽を鳴らす道具として追求された質素な美しさという意味で、このスピーカーは光る物をもっていると思います。

カラー:マット・ブラック、グロス・ホワイト
(吉田苑HP ”大後悔日記”より抜粋)

MONITOR SE 3000F 仕様

・構成:3ウェイ・バスレフ型
・クロスオーバー周波数:3.0kHz / 800Hz
・ツィーター:PPA付 25mm X-PALメタルドーム
・ミッドレンジ:140mm ポリプロピレンコーン
・ミッド・バス:-
・ウーファー:2 x 140mm ポリプロピレンコーン
・最低周波数(DIN):51Hz
・周波数特性(軸上±3dB):55Hz - 21kHz
・周波数特性(30°±3dB):55Hz - 17kHz
・感度:91 dB
・推奨アンプ出力:15-130W
・最大入力:100W
・インピーダンス:8 ohms
・外径寸法(H×W×D)cm:100.4 x 23 x 28
・質量:15.8 kg
・カラー:マッド・ブラック、グロス・ホワイト