機械の研究 2020年7月1日発売 第72巻 第7号

■著者一覧
長藤圭介 井上元 荒木拓人 黒田義之 辻口拓也 長隆之 棚橋隆彦 酒井智次 酒井達雄 伊藤義康 石光俊介 狩野勝吉 堀田源治 福田収一

■キーワード一覧
粉体成膜プロセス研究 ハイスループット化 データ駆動型粉体 プロセス インフォマティクス CFD 基礎講座 構造保存型離散ナブラ演算子法 定式化 ねじ締結 基礎 機械構造用金属材料 超高サイクル疲労 VHCF-2 VHCF-4 研究動向 パリ協定以降 世界 日本 エネルギー動向 再生可能エネルギー 太陽光発電 サウンドデザイン論 音 製品価値を高める 超耐熱合金切削 基礎技術 トラブル対策 ドリル切削 産業安全工学 環境適合技術 安全性 Mahalanobis Distance?Pattern MDP Approach

株式会社養賢堂
雑誌紹介
  • 本誌「機械の研究」は、1949年(昭和24年)、それまでの
  • 機械工学の概念を脱却して、工学・工業の一環としての機
  • 械工学に関する新しい研究と技術の進歩を提供する事をそ
  • の主眼に創刊した月刊誌です。工学全般・工業に関連した
  • 研究分野において、最新かつ重要な学理および興味深い研
  • 究成果を平易に解説しています。
巻頭記事「データ駆動型粉体プロセス・インフォマティクス」
  • 「粉体プロセス・インフォマティクス」
    というコンセプトを提案した。

    日本の勘コツ・すり合わせに、間接センシングによる
    中間データ取得および機械学習という武器を持たせることで、
    プロセス開発のスループットを大幅に向上し開発期間を短縮、
    さらにこれまでにない性能の膜の開発、材料探索への
    フィードバックに貢献する。

    このコンセプトは、著者らが
    科学技術振興機構未来社会創造事業
    「共通基盤」領域令和元年度
    に採択された課題である
    「粉体成膜プロセス研究のハイスループット化のためのデータ駆動型粉体プロセス・インフォマティクス」
    として推進している。

    本プロジェクトの特徴は、プロセス中の物理現象をなるべく象徴する「中間データ」を取得し、
    プロセスパラメータと性能(評価データ)を紐づける機械学習システムのための試行実験の組合せを
    最小限にするところにある。

    材料開発と量産の間のプロセスと評価の部分を、プロセスパラメータ・評価データ・中間データを
    機械学習システムで紐づけをし、実験計画・情報管理・結果考察をオンラインでおこなうシステムにすることで、
    粉体成膜プロセス研究のハイスループット化する。

    (東京大学 大学院工学系研究科 准教授)
    長藤 圭介
版型
  • B5
展望・総説・解説
連載講座
  • CFDの基礎講座(30)
    構造保存型離散ナブラ演算子法による定式化 その2/棚橋隆彦
  • 詳しく学ぶ ねじ締結の基礎(16)/酒井智次
  • 機械構造用金属材料の超高サイクル疲労(26)
    6. VHCF-2〜VHCF-4の10年間の研究動向(6)/酒井達雄
  • パリ協定以降の世界と日本のエネルギー動向(27)
    再生可能エネルギー(太陽光発電)の課題と展望 その1/2/伊藤義康
  • サウンドデザイン論(13)
    音をデザインし製品価値を高めるには/石光俊介
  • データで学ぶ 超耐熱合金切削の基礎技術とトラブル対策(17)
    第6章 ドリル切削の基礎技術(2)/狩野勝吉
  • 産業安全工学(33)
    環境適合技術と安全性(2)/堀田源治
コラム:一杯のコーヒーから(161)
  • 知について考える(その3)―Mahalanobis Distance?Pattern (MDP) Approach―/福田収一
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