機械の研究 2020年6月1日発売 第72巻 第6号
■著者一覧
長藤圭介 杉上雄紀 堀田源治 棚橋隆彦 酒井智次 酒井達雄 石光俊介 狩野勝吉 伊藤義康 福田収一
■キーワード一覧
課題解決型学習 PBL 課題発見型学習 PCL 産業安全工学 環境適合技術 安全性 CFD 基礎講座 FPGA 構造保存型離散ナブラ演算子 ねじ締結 機械構造用金属材料 超高サイクル疲労 VHCF-2 VHCF-4 サウンドデザイン論 音 デザイン 製品価値を高める データ 超耐熱合金切削 基礎技術 トラブル対策 エンドミル切削 基礎技術 パリ協定 世界 日本 エネルギー動向 再生可能エネルギー 海洋発電 Interactive Holistic Perception
株式会社養賢堂
雑誌紹介
- 本誌「機械の研究」は、1949年(昭和24年)、それまでの
- 機械工学の概念を脱却して、工学・工業の一環としての機
- 械工学に関する新しい研究と技術の進歩を提供する事をそ
- の主眼に創刊した月刊誌です。工学全般・工業に関連した
- 研究分野において、最新かつ重要な学理および興味深い研
- 究成果を平易に解説しています。
巻頭記事「課題解決型学習(PBL)と課題発見型学習(PCL)」
- 東京大学大学院工学系研究科機械工学専攻では、
2004年度から、スタンフォード大学がさきがけて
実施していた、企業からの課題に学生がグループで
取り組むアクティブ・ラーニングの一種である
課題解決型学習(PBL; Project?Based Learning)
を取り入れた大学院生向け演習型授業
「設計生産フィールドワーク」
を提供してきた。
さらに、2019年度から、東大−ソニー社会連携講座
「創造設計とスタートアップの実践(通称:Ignite Your Ambition)」
が設置されるのと同時に、授業内に
課題発見型学習(PCL; Project?Creation Learning)の枠を設け、
50名以上の大学院学生の教育をしてきている。
PCLでは、企業からの具体的な課題に取り組む
のではなく、世の中にない新しい課題を自ら発見し、
その解決策を創出する点が異なる。
本報では、設計生産フィールドワークの教育内容の
紹介として、PBL・PCLの概要、およびPCLの中の
東大−ソニー社会連携講座の活動の概要を説明する。
(東京大学 大学院工学系研究科 准教授)
長藤 圭介
(東京大学 ソニー東大東京藝大社会連携講座担当 非常勤講師)
杉上 雄紀
版型
展望・総説・解説
連載講座
- 産業安全工学(32)
環境適合技術と安全性(1)/堀田源治 - CFDの基礎講座(29)
構造保存型離散ナブラ演算子法による定式化 その1/棚橋隆彦 - 詳しく学ぶ ねじ締結の基礎(15)/酒井智次
- 機械構造用金属材料の超高サイクル疲労(25)
6. VHCF-2〜VHCF-4の10年間の研究動向(5)/酒井達雄 - サウンドデザイン論(12)
音をデザインし製品価値を高めるには/石光俊介 - データで学ぶ 超耐熱合金切削の基礎技術とトラブル対策(16)
第6章 ドリル切削の基礎技術(1)/狩野勝吉 - パリ協定以降の世界と日本のエネルギー動向(26)
再生可能エネルギー(海洋発電)の課題と展望 その2/伊藤義康
コラム:一杯のコーヒーから(161)
- 知について考える(その2)―Interactive Holistic Perception―/福田収一
新刊紹介
工学・工業界ニュース