機械の研究 2019年11月1日発売 第71巻 第11号

■著者一覧
谷本勲 棚橋隆彦 酒井智次 堀田源治 石光俊介 狩野勝吉 酒井達雄 伊藤義康 福田収一

■キーワード一覧
品質工学 経営革新 一般社団法人品質工学会 CFD 基礎講座 状態方程式 遷移行列 ねじ締結 基礎 産業安全工学 本質安全 安全率 サウンドデザイン論 音 製品価値 データ 超耐熱合金切削 基礎技術 トラブル対策 旋削加工 難削材切削技術研究所 機械構造用金属材料 超高サイクル疲労 VHCF-2 VHCF-4 パリ協定 世界 日本 エネルギー動向 再生可能エネルギー 地熱発電 地熱利用 ICRA 2019

株式会社養賢堂
雑誌紹介
  • 本誌「機械の研究」は、1949年(昭和24年)、それまでの
  • 機械工学の概念を脱却して、工学・工業の一環としての機
  • 械工学に関する新しい研究と技術の進歩を提供する事をそ
  • の主眼に創刊した月刊誌です。工学全般・工業に関連した
  • 研究分野において、最新かつ重要な学理および興味深い研
  • 究成果を平易に解説しています。
巻頭記事「品質工学と経営革新」
  • 切削加工は幅広い加工スケールに対応でき、
    高能率かつ高精度な除去加工として普及している。

    平成時代を振り返るとき、その平成の終盤に多く問題となった企業の品質データ改ざん問題を思い起こす。
    日本を代表する大企業が多くこのデータ改ざん問題に関わっていることに驚きを隠せない。

    ご存じのように昭和は戦後の混乱期を乗り越え、高度成長期を経て世界第2位の経財大国へと成長した。
    日本の高度成長は品質管理の成功によりもたらされたことは周知の事実である。

    品質管理を徹底させると同時にQCサークル活動を活用し、「改善」をベースとした
    日本式経営を確立し、以来製品の確実な品質、信頼性が日本製品の最高のブランドとなり、
    世界第2位の経済大国に成長したのである。

    そんな日本がデータ改ざん問題を起こす結果に至った経過を振り返り、
    日本経済低迷の真因に思いを巡らせ日本経済再生の一助となればと私の考えをまとめた。

    (一般社団法人品質工学会 代表理事 会長)
    (アルプス・アルパイン株式会社 技術顧問)
    谷本 勲
版型
  • B5
展望・総説・解説
連載講座
  • CFDの基礎講座(22)状態方程式と遷移行列 その1/棚橋隆彦
  • 詳しく学ぶ ねじ締結の基礎(8)/酒井智次
  • 産業安全工学(26)本質安全と安全率/堀田源治
  • サウンドデザイン論(5)―音をデザインし製品価値を高めるには―/石光俊介
  • データで学ぶ 超耐熱合金切削の基礎技術とトラブル対策(10)―旋削加工の基礎技術(2)―/狩野勝吉
  • 機械構造用金属材料の超高サイクル疲労(21)6. VHCF-2〜VHCF-4の10年間の研究動向 (1)/酒井達雄
  • パリ協定以降の世界と日本のエネルギー動向(20)
    ―再生可能エネルギー(地熱発電と地熱利用)の課題と展望 その2―/伊藤義康
コラム:一杯のコーヒーから(154)
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