機械の研究 2019年7月1日発売 第71巻 第7号

■著者一覧
石光俊介 狩野勝吉 酒井達雄 伊藤義康 棚橋隆彦 酒井智次 堀田源治 岡村一男 福田収一

■キーワード一覧
サウンドデザイン論 音 製品価値を高める データ 超耐熱合金切削 基礎技術 トラブル対策 超耐熱合金 難切削現象 トラブルシューティング 機械構造用金属材料 超高サイクル疲労 国際会議 EUROMECH382 VHCF-1 研究動向 パリ協定以降 世界 日本 エネルギー動向 学ぶことの大切さ CFD 基礎講座 粒子法 基礎 SPH MPS SPAM ねじ締結 基礎 産業安全工学 日米 安全技術者 比較 固相変態 材料挙動 モデリング 変態塑性 考慮 リターンマッピング 応力積分 Robosoft 2019

株式会社養賢堂
雑誌紹介
  • 本誌「機械の研究」は、1949年(昭和24年)、それまでの
  • 機械工学の概念を脱却して、工学・工業の一環としての機
  • 械工学に関する新しい研究と技術の進歩を提供する事をそ
  • の主眼に創刊した月刊誌です。工学全般・工業に関連した
  • 研究分野において、最新かつ重要な学理および興味深い研
  • 究成果を平易に解説しています。
巻頭記事「全方向移動新メカニズムとロボットの直感的操作実現システム」
  • ―音をデザインし製品価値を高めるには―近年、家電製品や車をはじめとするさまざまな音が
    そのブランドをイメージさせる商品に変化しつつある。

    例えば、自動車を考えると、そのオーディオ品質、静寂性、エンジン音、
    ドア締め音など、その音からその商品の価値を推し量ることができる。
    つまり、その商品およびブランドイメージ確立のため、サウンドは品質の一部になっているといえる。
    このようなサウンドデザインが求められるようになってきた。
    そこで、本連載では現在の自動車や家電製品の音環境を見直した
    よりイメージにフィットしたサウンドデザインの方法をわかりやすく解説する。
    実際の試験方法、評価ツールの入手方法とそれをどう使ってどう評価するかを解説することにより、
    読者がサウンドデザインおよびその評価を自在にできるようになることを目指したい。

    本内容は、広島市立大学 (情報科学部システム工学科) にて開講されている
    「音響システム工学」に概略基づいているが、実際の現場で本連載を読みながら
    データ収録から評価までできることを目指し、この連載は以下の内容で進める予定である。

    1. 序論
    2. サウンドデザインとその評価
    3. 聞こえの仕組みを評価へ
    4. 聞こえの数値化
    5. 音の評価の実験の進め方
    6. サウンドデザインの物理評価と適用例
    7. 適応制御でサウンドデザイン
    8. おわりに

    多様化が進む現在、品質の確保、デザインは重要な課題であり、
    人の“好み”、“イメージ”を取り入れたサウンドデザインが
    読者の機械設計の一助になることを願っている。

    (広島市立大学 教授)石光俊介
版型
  • B5
連載講座
  • サウンドデザイン論(1)―音をデザインし製品価値を高めるには―/石光俊介
  • データで学ぶ 超耐熱合金切削の基礎技術とトラブル対策(6)―超耐熱合金の難切削現象とトラブルシューティング―/狩野勝吉
  • 機械構造用金属材料の超高サイクル疲労(17)―最初の国際会議 EUROMECH382(VHCF−1)前後の研究動向(13)―/酒井達雄
  • パリ協定以降の世界と日本のエネルギー動向(16)
    ―学ぶことの大切さ―/伊藤義康
  • CFDの基礎講座(18)
    粒子法の基礎―SPHとMPSとSPAM その2―/棚橋隆彦
  • 詳しく学ぶ ねじ締結の基礎(4)/酒井智次
  • 産業安全工学(22)―日米の安全技術者の比較―/堀田源治
  • 固相変態を伴う材料挙動とモデリング(7)―変態塑性を考慮したリターンマッピングによる応力積分―/岡村一男
コラム:一杯のコーヒーから(150)
新刊紹介
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