機械の研究 / 2018年8月1日発売 / 第70巻 第8号

■著者一覧
貝原俊也 池田朋弘 野田尚昭 佐野義一 植松美彦 戸梶惠郎 酒井達雄 伊藤義康 若嶋振一郎 棚橋隆彦 堀田源治 福田収一

■キーワード一覧
超スマート社会 Society 5.0 価値共創型ものづくり 球状黒鉛鋳鉄 切欠き強度 評価方法 摩擦攪拌接合継手 強度 疲労 機械構造用金属材料 超高サイクル疲労 パリ協定以降 世界 日本 エネルギー動向 政策 地球温暖化対策 オープンソースCAEソフトウェア OpenFOAM 数値流体解析入門 CFD 基礎講座 構造保存型数値解法 辺有限要素法 産業安全工学 情報セキュリティ 研究助成 8月 見本市 イベント

株式会社養賢堂
雑誌紹介
  • 本誌「機械の研究」は、1949年(昭和24年)、それまでの
  • 機械工学の概念を脱却して、工学・工業の一環としての機
  • 械工学に関する新しい研究と技術の進歩を提供する事をそ
  • の主眼に創刊した月刊誌です。工学全般・工業に関連した
  • 研究分野において、最新かつ重要な学理および興味深い研
  • 究成果を平易に解説しています。
巻頭記事「超スマート社会(Society 5.0)における価値共創型ものづくりの実現を目指して」
  • わが国の2016年度から5年間における科学技術の総合的計画が示される
    第5期科学技術基本計画が2016年1月22日に閣議決定された.その中で,新しい
    価値やサービスを持続的に創出するコンセプトとして,次のように定義される
    「超スマート社会(Society 5.0)」が新たに提唱された.

     超スマート社会:必要なもの・サービスを,必要な人に,
     必要な時に,必要なだけ提供し,社会の様々なニーズに
     きめ細やかに対応でき,あらゆる人が質の高いサービスを
     受けられ,年齢,性別,地域,言語といった様々な制約を
     乗り越え,活き活きと快適に暮らすことのできる社会

    ここで提唱されている超スマート社会およびその共通基盤的な
    サービスプラットフォームは,あくまで概念レベルの提唱であり,
    今後の5年間においては,この具現化を可能とする科学的理論や
    方法論の確立が重要な課題であると言えよう.

    先行11システムの一つとして「新たなものづくりシステム」が位置付けられ,
    IoTを駆使し本サービスプラットフォームにて他のシステムと有機的に繋がることで,
    社会全体に新たな価値創出をもたらすことが期待されている.

    本稿では,このような超スマート社会における価値共創型の新しいものづくりへの
    具体的な取組みについて,読者の方々に何かのご参考になればということで,我々が
    取り組んでいる事例をベースに紹介する.
版型
  • B5
展望・総説・解説
連載講座
  • 機械構造用金属材料の超高サイクル疲労(7)/酒井達雄
  • パリ協定以降の世界と日本のエネルギー動向(5)
    ―日本のエネルギー政策と地球温暖化対策 その1―/伊藤義康
  • オープンソースCAEソフトウェア
    ―OpenFOAMによる数値流体解析入門(4)―/若嶋振一郎
  • CFDの基礎講座(7)
    構造保存型数値解法への入門(2)―辺有限要素法 その1―/棚橋隆彦
  • 産業安全工学(11)―情報安全と社会の対応(情報セキュリティ)―/堀田源治
コラム:一杯のコーヒーから(139)
  • 思いつくままに(4)―ここ掘れワンワンの男,新天地を目指す女―/福田収一
再掲記事
  • 球状黒鉛鋳鉄における切欠き強度の新たな評価方法(3)/池田朋弘野田尚昭佐野義一
  • ※前号掲載時に乱丁があり,大変ご迷惑をおかけいたしました.再掲させていただきます.
工学・工業界ニュース