稲作スマート農業の実践と次世代経営の展望 南石晃明 編著
農業が新たな時代を迎えつつある。
PCやスマートフォンなどの情報通信技術が急速な発展を遂げている。
米価の低迷、国際的な自由競争の影響を受け、日本の農業は苦境にある。
一方で、革新的な経営体が法人化(企業化)し、経営規模を拡大する事例も増えている。
大規模化した経営体では、生産コスト低減のため、作業効率の向上が不可欠となる。
同様に、農産物の品質向上のために栽培技術の向上も必須である。
農業のスマート化は、栽培に関する様々なデータの収集・分析を可能とした。
これにより、栽培技術の共有・向上が可能となり、作物の品質向上や栽培コストの低減が実現しつつある。
各地の事例を元に、スマート農業の今後の展望を解説する。
株式会社養賢堂
編者
版型
ページ数
目次
- まえがき
- 刊行にあたって
- 序章 本書の目的と構成
- 第1章 稲作経営革新の現状
- 第1部 農匠経営技術パッケージを活用したスマート水田農業の実践
- 第2章 先進稲作経営が主導する技術パッケージの開発と実践
- 第3章 茨城県におけるスマート水田農業の実践
- 第4章 福岡県におけるスマート水田農業の実践
- 第2部 稲作スマート農業における情報通信・自動化技術の可能性と課題
- 第5章 ビッグデータ解析による水稲収量品質の決定要因解明と向上対策
- 第6章 情報通信・自動化技術による稲作経営・生産管理技術の改善・革新
- 第7章 大規模稲作経営における情報通信・ロボット技術導入効果
- 第3部 稲作経営の事業展開・マネジメントと国際競争力
- 第8章 稲作経営の経営管理と情報マネジメント―他作目と比較した特徴―
- 第9章 稲作経営におけるTPPの影響と対応策―他作目と比較した特徴―
- 第10章 世界の稲作経営の多様性と競争力
- 第11章 次世代稲作経営の展望
- 索引
- 執筆者一覧