粉引口だめ汲出・荒賀文成
暖かでやさしい・・・
荒賀文成さんから形が楽しい粉引の汲出です。
「口だめ」と銘々されていますが、口の部分がすこし肉厚に挽いてあって、ぽてっとした柔らかい雰囲気になっています。
口元をぽてっと、つまり「ためて」作ることで、全体の印象がすっきりとします。
汲出・粉引
150ccほど入ります。
おおよそ10.3 × 9.8 × 高さ6.3cm
今回の窯出し分は、上から見ると丸に近くなっています。背景が白の写真をご参照ください。写真を入れ替えました。(24/03/05)
形がユニークなので、小鉢として使ってみました。蒸したそら豆です。
粉引・白化粧・刷毛目の器について 粉引・白化粧・刷毛目の器は、何とも言えない暖かくやさしい質感を持つ陶器ですが、やわらかい素材のため丁寧な取り扱いが必要です。
■特徴について■
土の素地に石粉の白土をかけて素焼された後、さらに釉をかけて焼かれています。
制作の過程で、土と石粉の収縮率の違いなどでうつわの表面に隙間ができ、欠けたりシミがつきやすくなります。
特に、白土も素地も吸水性がありますので、水じみは起こりやすいでしょう。 乾くと消えることが多いのですが、何かが混ざったりするとそのままシミで残ってしまいます。
■取り扱い方について■
お使いになる前にきれいなお水に5分前後よく吸水させていただくことで、お料理の汁や茶渋が染み込むことをある程度防ぐことができます。
お使いになった後は釉の下までよく乾いてから食器棚に戻してくださいますようにお願いいたします。
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