クラウンメロンとは静岡県にて温室栽培されている世界最高峰のマスクメロンで、日本の70年にも及ぶメロン栽培の歴史そのものといえます。全面ガラス張りの温室にて温度や水分などを徹底的に管理し、また植える種も季節によって数種類の中から選ぶなど妥協を許さない栽培方法で作られています。さらに出来上がったメロンを出荷前に糖度・肉質・風味・熟度を厳しくチェックし、基準を全てクリアした物だけがクラウンメロンとして出荷されるのです。
クラウンメロンが世界最高峰と言われる所以としては、やはりその至高の味わいにあります。緻密な果肉と格別の甘味、またマスクメロンの名前の由来にもなった麝香の香りと、どれをとっても最高級です。その特別感は"利きメロン"でも実証済み!市場関係者や専門店店主等が集まり全国色々な産地のメロンを食べ比べて、利き酒ならぬ"利きメロン"を行ったところ、静岡県産のクラウンメロンだけは全員当てる事が出来ました。
クラウンメロンの美味しさの理由としては、まずガラス温室が挙げられます。元々静岡県西部の遠州地方は、世界でも屈指の明るい太陽の恵みを受ける、メロン栽培の好適地なのですが、さらに一般のビニールハウスに比べ光の透過率が高いガラス温室を用いる事で太陽の光をサンサンと浴びたメロンに育ちます。また、他の産地では一本のメロンの木から複数個のメロンを収穫する事も珍しくないのですが、クラウンメロンでは一本の木から一個のメロンしか収穫しません。肥料等も有機質肥料を中心に使い、全ての栄養分が一個のメロンに凝縮するように栽培されています。
クラウンメロンは種を撒いてから収穫まで約100日掛かるのですが、その間もプロ意識を持った職人集団である生産者が毎日手入れをし、水や温湿度の管理を欠かせません。高度な栽培技術に加え、メロンのトップブランドである『クラウンメロン』の生産者である事に誇りを持った生産者達が栽培しているからこそ最高級のメロンが出来上がるのです。