年に2度しか漁がない貴重品釜揚げ桜えびを大切な方へ桜えびは、赤系の半透明の小さなえびで、全長は 3〜4cmくらいの大きさをしています。
日本では静岡の駿河湾にだけ生息している、世界的にも大変希少価値のある海老です。
桜えびが、なぜ駿河湾だけで獲れるのか不思議ではありますが、何本もの大きな河川から清流が流れ込む駿河湾の独特な地形が、桜えびの生育にたまたま合っていたと思われます。
ただでさえ取れる場所が限定されている上に、漁期は年にたった2回しかありません。
春漁は、3月末〜6月上旬の約2ヶ月。主な漁場は、冨士川〜由比港、沼津港沖で、秋漁は、11月初め〜12月下旬の約2ヶ月。主な漁場は、焼津沖となっています。
この2ヶ月の間に、15〜20回ほどの漁がおこなわれるだけ。

桜えびの漁は、強風や波の高い日を避け夕方に出船し 由比港と大井川港だけに水揚げされているのです。
しかも、桜えびの個体が小さすぎる場合は、資源保護のために、漁が早い時期に打ち切られたり、時には全面禁止になることも。
このように、駿河湾だけで獲れる桜えびは大変貴重なものなのです。
敬老の日やお歳暮、父の日や母の日、敬老の日、ご栄転など、大切な方への贈り物にすれば喜ばれること間違いありません。
また、ご家族のお誕生日や記念日などのお祝いや、年末年始やお盆など家族や親戚が集まる場でも大変重宝します
お届けする桜えびは駿河湾だけ!日本では駿河湾だけで獲れる桜えびですが、実は台湾にも生息していて、干し桜えび、釜揚げ桜えびとして、日本に輸入されています。
地物である駿河湾産の桜えびは、巷に出回っている台湾産のものと比べると、3mm〜4mmほど大きいのが特徴です。小さいものはまだ生育の途中であることが多く、物足りないことも多々あります。

また駿河湾産の桜えびは、サイズが大きいだけでなく風味が抜群で、甘みも強く、美味しさが格段に上です。
そのため、当店では輸入品は一切売りません。
焼津で水揚げされた地元の釜揚げ桜えびだけを厳選し、販売しています。
焼津屋がお届けする釜揚げ桜えびは、地元の港に水揚げされ、翌日の朝6時に行われるセリでセリ落としたばかりの桜えびを、グツグツと煮えたぎる大釜の中で、茹で上げました。
そのため、ふんわりとした食感が特徴です。
うっかりから始まった桜えび漁桜えびに関しては、こんな逸話があります。
実は江戸時代から、駿河湾に小さくて綺麗な桜色をしたエビがいることが、漁民の間では知られていたそうです。
しかし当時、漁がおこなわれることはありませんでした。
ところが、明治27年(1894年)12月のこと。いつものように、アジの夜曳漁に出かけて行った今宿(静岡県由比町)の望月平七と、渡辺忠兵衛は富士川尻沖の漁場についてから、網を浮かせておく浮樽(カンタ)を、積み忘れたことに気づきました。
仕方なく、カンタなしで、網をおろしたところ…。
なんと!網に、一石以上の桜えびが入ったのです。
これを機に、桜えび漁は一気に盛んになり、今では駿河湾の特産品として有名になったということです。
この二人の漁師のうっかりがあったからこそ、現代の私たちは桜えびを楽しめると言えるでしょう。
貴重な駿河湾産の桜えびをぜひご堪能ください。