おにぎり、お弁当にも焼津で水揚げされた、まぐろの魚肉を、原料に醤油と砂糖等で、味付けし、甘辛く、煮あげました。
晩酌のおつまみや、おにぎり、お弁当、お茶漬けなど白いご飯に、ぴったりな佃煮です。
頑固職人のこだわりまぐろ昆布の生産者さんのところへ、行ってきました。
一歩、工場に入ると、プ〜ンと、醤油と砂糖の混じった良い風味がしてきます。
けっして豪華な造りではないですが、整理整頓が行き届いていて、清潔そのもの。
根っからの職人である親方は、工場にある釜5つの内2つの前で、大きな木のシャモジを片手に、グツグツ煮ています。
まるで、わが子の成長を楽しそうに、観察しているような様子。
まぐろ昆布は、1つの釜で、約100kg、製造されます。
あまり高温にはせず、ちょっと低めの温度でだいたい、1時間半ほど、煮詰めるそうですがその時によって、少し変えるらしいのです。

大手メーカーの佃煮は、マニアルどおり、決まった時間どおりにしかやらないそうですが親方に言わせると、「だから良い商品ができない」
「釜は毎日違ってくるので他の人にはやらせられない」
「同じ味を出すには大変だよ」 と言っていました。
きっと室温や湿度も、関係してくると思います。
こういうところで、長年の経験と勘が頼りになってくる訳ですね。
お弁当、おにぎりに、ぴったりな、まぐろ昆布は、こんな苦労と、味へのこだわりで造られています。
おにぎりに一押し一口食べたとき、口の中に広がる醤油、角煮、昆布、ゴマの風味。
一言では、言い表せない、絶妙な組み合わせ、甘しょっぱい醤油ダレが、ご飯に合って、「もう 一個だけ」っと、食べたくなります。
今日は、おにぎりネタでしたが、お弁当、お茶漬けなど、白いご飯に、良く合います。
看板商品なんです焼津さかなセンター(創立28年)に、出店した当時から、販売し始め、28年間、当店の看板商品として、大人気。常連様が、多く、遠方から、わざわざご来店していただいたり、電話、FAX、ハガキ等で、ご注文をいただいております。
また、色々なお客様が、色々な食べ方をしていて、エッと驚くこともあります。
先日ご来店いただいた年配のお客様が変わった食べ方を教えてくれました。パンが大好きで、食パンに、マーガリンを塗りその上に、まぐろ昆布をのせて、食べるらしいのです。
まぐろ昆布は、佃煮で、ご飯しか合わないと思ってたんですがまさか、パンに、のせてくれるとは。
まだまだ、色んな食べ方が、あるはずです。
皆さんも、自分なりの食べ方、使い方を考案してみて下さいね
