世界的なアウトドアブランド「パタゴニア」がモティーフとしたフィッツロイ山がそびえる南米大陸南に広がる辺境地域、ここがパタゴニアです。
「地球で最も過酷な辺境の一つ」と呼ばれる南米最南端エリアで、普通の旅行気分で訪れれば命を落とす、とも言われる荒涼とした大自然が広がります。
今では世界中のセレブも訪れるワイルドな自然に溢れるアウトドアの聖地として、世界的に有名です。
その自然環境から農業には不向きな土地ですが、一部地域はぶどう造り、ワイン造りにとても適した条件を備えていました。
南米チリのワインと言えば、ボリューム感のあるフルボディの旨安ワイン という印象が強いですが、冷涼な南部のワインはフランス北部、ボルドーやブルゴーニュを彷彿とさせる緻密でエレガントなスタイル。
今や高品質ワイン産地として注目を集めています。
■フィンカ・パタゴニアの由来は?
フィンカ・パタゴニアが受けついでいるのは、かつてこの地でワイン造りの基盤を作ったフランス人、アントワーヌ・ドミニク・ボルド氏(Antoine Dominique Bordes)の思いです。
ボルド氏は、かつて大航海時代にフランスーチリ間で活躍した歴史的にも有名な人物です。彼は著名な航海士であると同時に、優れたワイン生産者としての顔も持っていました。出身地のボルドーでは幼少のころより 生家でワイン造りを手伝っていたのです。
彼が初めて船でたどり着いたパタゴニアは、南極にも近いため冷涼な気候条件があり、土壌は決して豊かとは言えず、農業には向かない厳しい土地でした。
しかし、ワイン生産者としての目ももつボルド氏は、「ワイン用ブドウを作れば品質の高いワインを造ることができる」と考えました。
この彼の言葉に可能性に賭けた人々が チリ南部でもワイン生産を始めました。
■フィンカ・パタゴニア 新しいタイプのチリワイン
他のチリワインと大きく異なるのは、所有するブドウ畑の地域です。
チリと言えばフルボディ赤ワイン、というイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。
マイポヴァレーなど有名産地がひしめくセントラル・ヴァレーは、美味しくて濃厚なワイン産地として、そのコスパの高さで今や世界的に有名です。
しかし、同じチリの中で造られるワインでも、南部の涼しい気候の下ではまた変わった特徴のワインを生み出す可能性を秘めていました。
特に世界最高級ワインの一つ、ブルゴーニュワインにも使われる「ピノ・ノワール」の栽培に成功したのは、大きな飛躍への足掛かりとなりました。
このブドウの栽培適地は世界でも限られています。これまでの「安くて旨い」チリワインにエレガントな味わいを加え、高品質なワインを求める世界の人々へワンランク上のワインを届ける為に造られたのが、このフィンカ・パタゴニアのシリーズです。
今世界的なブームの兆しを見せるチリの新しいタイプのワイン、ぜひお試しください!
ピノ・ノワール・シングル・ヴィンヤード
フィンカ・パタゴニア
チリ
深みのある濃いルビー。イチゴのジャムを煮詰めているときのような甘酸っぱい香りがグラスから溢れる。やや高めのアルコールと、カラメルのような香ばしさがスパイスとなり、チャーミングなだけではない、チリの大地の力強さを感じさせてくれる。赤身肉のグリルなど、ワイルドな料理ととマッチします。
ワイン名(原語) | ピノ・ノワール・シングル・ヴィンヤード(PINOT NOIR SINGLE VINEYARD) |
原産国・地域 | チリ・マウレヴァレー |
生産者 | フィンカ・パタゴニア(FINCA PATAGONIA) |
ヴィンテージ | (現行ヴィンテージでのお届け) |
ぶどう品種(栽培比率) | ピノノワール |
タイプ | 赤ワイン |
内容量 | 750ml |
ご注意 | 開封後は要冷蔵の上お早めにお飲みください。 |
保存方法 | 要冷蔵 18℃以下 |
特徴: シングル・ヴィンヤードは、単一畑から取れるブドウを厳選して、その土地の特徴を表現する為に造られたシリーズです。果実の味わいをストレートに表現する為、あえて樽は使いません。 |