ソットリーヴァ・アンティカ インスティテュート・エノロジコ・イタリアーノ
Sottriva Antica INSTITUTO ENOLOGICO ITALIANO
I.E.I.
イタリアのソアヴェ(ヴェローナ)に本拠地を構え、イタリア各地のファインワインを生産するI.E.I.。
そのラインナップは幅広く、北はピエモンテ、アルト・アディジェから、トスカーナに プーリア、モリーゼ、そしてシチリアにサルデーニャとイタリア全土で生産されています。
さらに、ヴェネト州には3つの異なるエリアにそれぞれ畑を持ち、総面積は200haほど所有。ソアヴェ・クラッシコDOC、ヴァルポリチェッラ・アマローネクラッシコDOC、アルコーレDOCの3つで、年間生産量はおよそ800万本です。
しかし、この「I.E.I.」のすべてのワインは、 ブドウを絞るところから自社で管理するセラーで瓶詰まで行い、ラベル貼りもされます。つまり、イタリアの安ワインによく見られるような、バルク買いしたワインに自社のオリジナルラベルを張って販売するなどは一切していません。
それだけ品質の良いワイン造りを心がけ、自分たちの納得のいくものだけを世界に送り出しているのです。
●ソットリーヴァ・アンティカ・ソアヴェ
淡い黄色の色調。香りは果実の香りと花を思わせる繊細な香り、リンゴやすだちのような柑橘の香りに、サンブーカ(にわとこ)、カモミール、小さなユリを思わせる上品な香り。口に含むと、柔らかく上品な甘みと酸味、バランスがよくするりとのどを通るような印象。食前酒として気軽に飲んだり、野菜のシンプルなスープ、豆料理、魚介料理やパスタにもよく合います。
ヴェネト州西部にある、火山性土壌と粘土質土壌が混じる、典型的なヴェネト州の畑で作るガルガネガ種を使用。収穫後優しくプレスして果汁を絞り、摂氏16〜18度にコントロールされたステンレスタンクで発酵を行う。
ソアーヴェは2000年以上の長い歴史を持つ、イタリアを代表する辛口白ワインです。古代ローマ時代には高品質白ワインとして、高い評価を受けており、行政区「パグス」のもと農業経済が発展していた地域として知られています。ローマ帝国が滅んだ後も、この地域はブドウ栽培の重要拠点として絶えず重視されていました。中世においてはソアーヴェ城の建設や、ブドウ栽培の拡大等が行われ、国が変わってもワイン造りの歴史が止まることはありませんでした。第二次世界大戦ののち、アメリカで爆発的な人気が出て、需要が一挙に高まったため、大量生産が行われ、結果として「安くて飲みやすいワイン」が市場に流通していた時期がありました。しかし、20世紀後半にピノ・グリージョ人気にとってかわられると、次第に量より質を求める動きが出てきました。年々品質も向上し、かつてのイメージを覆す、掘り出し物の白ワインとして、お勧めできるものが多くみられます。ブドウ品種は、ガルガネガ種を主に使いますが(70%以上)、シャルドネやトレッビアーノ種を補助的に使うことも認められています。その繊細な味わい、バランスの良さ、優しく心地よい飲み心地から、和食や魚介料理に非常によく合う白ワインとしても知られています。
上質なソアーヴェワインに欠かせないブドウ品種で、ヴェネト州で親しまれている、古くからある地場品種です。その起源はギリシャと言われ、遅くとも14世紀後半にはヴェローナやヴェネトだけでなく、パドヴァやボローニャでも「素晴らしい白ワインを作るブドウ」と記述された文書があります。収穫量を抑え、気候に合わせた畑の仕立てを行えば、素晴らしい品質の白ワインが生まれるとして、近年人気が再燃している品種でもあります。完熟した上質なものは、洋ナシやパイナップル、杏のアロマをもち、熟成能力もある素晴らしい白ワインを作る、と言われています。
ワイン名(原語) | ソットリーヴァ・アンティカ・ソアーヴェ(SOTTRIVA ANTICA SOAVE) |
生産者(原語) | I.E.I. |
原産国・地域 | イタリア・ヴェネト |
原産地呼称 | ヴェネト |
ヴィンテージ | 2023年 |
ぶどう品種 | ガルガネガ80%、トレッビアーノ・ディ・ソアヴェ20% |
タイプ | 白ワイン |
内容量 | 750ml |
ご注意 | 開封後は要冷蔵の上お早めにお飲みください。 |
保存方法 | 要冷蔵 18℃以下 |
【YSS】