ピエモンテ バルベーラ DOC ウンベルト・フィオーレ


■ 高級産地ピエモンテ発、旨・安赤ワインイタリア北部、ピエモンテ州といえば、イタリアが誇る銘酒「バローロ」、「バルバレスコ」を生む、最上の赤ワイン生産地の一つです。
人気の高級ワインを造るピエモンテの人々が、普段飲みとして昔から親しんできたワインが、このバルベーラ種を使った赤ワインです。
常に普段の食事に寄り添うワインとして、決して重いワインではありませんが、果実味と酸味のバランスがよく、するするとグラスが進んでしまう味わい。
気づいたら2杯、3杯と飲んでいる、そんな魅力を持った、普段着のワインなのです。
■ 北イタリアの人気ブドウ「バルベーラ」ピエモンテの赤ワインの約半分は、この「バルベーラ種」で造られていると言われるほど、古くから北イタリアの人々に愛されてきぶどう品種です。
バルベーラ種の起源はモンフェラートに始まる品種と言われていますが、古い資料が残っていいない為、詳細は判明していません。
濃いルビー色で、特徴的なスミレの香りを含みます。かつては酸のはっきりした個性のある味わいとして知られていましたが、近年、オーク樽を使う傾向もあり、長期熟成のポテンシャルを感じさせるワインも出てきました。
地場ブドウとしての個性をうまく制御すれば、香り高く、適度な渋みもあって秀逸なワインになります。近年ではアメリカをはじめ、他の国でも栽培されるようになり、徐々に広がりを見せています。

■ マンフレディ家の歴史マンフレディ家のワイン造りの歴史は、1930年に始まりました。
初代のジュゼッぺは、美しいランゲの丘の周囲にあるブドウ畑と醸造所を購入し、ワイン造りを始めました。作ったワインを馬車に積み、行商していました。息子アルドは、16歳になると父親の傍らでその仕事をずっと手伝い始めました。当時子供だったアルドはとても朗らかで顧客からも好かれました。
その当時アルドの顧客だった人々は、世代交代はあっても、いまだにずっとマンフレディの顧客として、友情とも言える良い関係が続いています。

1980年代になると、ジャンフランカとルイージ、アルドの妻と兄がワイナリーのメンバーに加わりました。
イタリア国外の顧客との結びつきも徐々に強くなり、ヨーロッパをはじめ、アメリカやアジア各国まで彼のワインは届けられるようになりました。
今では、二人の娘、ルイーザとパオラもワイナリーに加わり、家族総出でワイン造りに励んでいます。これからも家族経営のこのスタイルを続けていくことが、当主アルドの強い願いです。
■ カンティーナ・マンフレディのブドウ畑「ブドウ畑をより良い状態で後世に受け渡すこと」家族経営のマンフレディにとって、自社ブドウ畑の環境を守ることは、最も大切なことといえます。アルドは、子供のころからブドウ畑で働いていましたが、かつて先輩たちから教わった方法、薬品などを使わず、自然の法則に合わせた畑仕事を頑なに守り続けています。もちろん、時代は変わり、電気が必要なこともあります。それでもできる限り二酸化炭素の量を抑えるべきと考え、太陽光発電に切り替えました。
今では、二人の娘、ルイーザとパオラもワイナリーに加わり、家族総出でワイン造りに励んでいます。これからも家族経営のこのスタイルを続けていくことが、当主アルドの強い願いです。

ピエモンテ バルベーラ DOC輝きのあるルビー色。華やかでよく熟した果実のアロマ。
スグリやラズベリーといった、赤い小さな果実の香り、ハーブやアカシアの香りも感じられます。
バルベーラ種は時に酸味が強いものが多くみられますが、このワインは甘味と酸味が綺麗なバランスで作られており、適度な渋みもあって、飲みごたえも感じさせてくれる使い勝手のよいワインです。
肉料理全般はもちろん、少し冷やして、前菜のような軽い食事とも合わせて美味しく飲めます。