
こだわりのある暮らしを追求するライフスタイルマガジン【Lightning/ライトニング】の「Lightning Archives”LEATHER JACKET”/ライトニングアーカイブ”レザージャケット”」になります。
ヴィンテージ古着をテーマごとに1冊にまとめたLightning Archivesシリーズ。後世に「こういうヴィンテージがこの世に存在した」という証拠を残すべく、作り始めたのが発端でした。
古着店だけでなく、多くのコレクターやディーラーの協力のもと、市場では見ることのない超希少なものから流通しているものまでを網羅しており、ヴィンテージ好きにとって完全保存版となる人気シリーズです。
本書は、2014年に刊行された『Lightning Archives レザージャケット』の改訂版である。資料的な価値の高いレザージャケットを可能な限り掲載している。
いつの時代も、男たちの心を捉えて離さないレザージャケット。現在ではファッションアイテムとしてその地位を確立しているレザージャケットだが、その出自は、過酷な環境下から生身の人間を守るための“ギア”である。
本書では、レザーウエアがまだ“ギア”として認知されていた1930年代から、ファッションアイテムとして花開く1970年代に至るまでの、いわゆる“ヴィンテージ”と呼ばれるレザージャケットのみを集めた。
古着ショップや、コレクターの協力を得て集めた、名品・珍品のヴィンテージレザージャケットの総数は、300着以上に及ぶ。それらを、あえてブランドやタイプ別に編むのではなく、年代別に紹介した。
これにより、時代の変化に伴って移りゆくレザージャケットのデザインの変遷を、直感的に理解できるはずだ。
とかく、フロントのデザインに目がいきがちなレザージャケットだが、背面のプリーツや革の継ぎなども、デザインの変化が現れる重要なポイント。
本書ではすべて背面の写真も掲載した。地味ながらも味わい深い背面意匠の変遷を堪能されたい。
本書の読み方は自由だ。最初から順にページを繰って、デザインの変遷を楽しむもよし、古着ショップなどで見つけたヴィンテージの「答え合わせ」にも、本書は役に立つに違いない。
本書を眺めて、レザージャケットの奥深さを少しでも感じてくれたら幸いである。