1998年設立。南アフリカトップワイナリーの一つであるニール・エリスへ長年ブドウの供給を行ってきたホセ・コンデ氏が1998年に立ち上げた自身のブランド。最初は小さな農作業小屋だった、6樽、プレス機さえないため足ふみによるプレスからワイン造りをスタート。このワインがその年のケープタウンで行われたフェアーベン・キャピタルワインショーでトロフィを受賞。ファーストヴィンテージでいきなり南アフリカトップカベルネに選ばれました。
ワインスペクテイター誌では92点、ブラッターズ南アフリカワインガイドで最高評価の五ツ星を獲得。世界的にも有名なイギリスの評論家OZクラークの年間TOP20ワインの一つに選ばれました。近年では2009年にNYタイムズのワインコラム「ワイン&ダイン」が南アフリカは正当な評価で手に入る高品質カベルネの産地で最も重要な産地と絶賛。スターク・コンデのフラッグシップカベルネ2003を南アフリカトップカベルネとして第10位にも選んでいます。今日、蔵の規模こそまだ小さいものの設立当初と変わらずステレンボッシュの多彩なテロワールを表現させ、手作業をモットーにブドウ栽培・ワイン造りを重んじワインを産み出しています。
ステレンボッシュのブドウ栽培は歴史は数百年に及びますが、実際に最新の栽培が行われたのはここ数十年で、日々が学びです。畑の変化は十年単位で見て初めて正確に測れるものでこの結果をを踏まえ、ここ十年間を通し各区画の検証、より良いクローン・台木への植え替えを繰り返し行ってきました。今日では最優良の区画のいくつかで再び収穫が可能となり期待が高まります。数区画では有機栽培も試験的に行っています。しかし、2008年の森林火災で残念なことにこれらの有機栽培を行った農地2ヘクタールを失い、有機栽培への発展は少々後戻りしました。ワイナリーではこの逆境に屈することなく、将来的に畑を有機栽培に移行したいと考えています。