ドメーヌ・マスロー マスロー・ロゼ キュベ・メリナ (2022) 750ml (ロゼワイン)
(味のタイプ:ロゼ・軽やか・やや辛口)
(産地:フランス、ラングドック地方)
(品種:グルナッシュ)
※ここ2年ほど残糖タイプだったが、2021年からは残糖ゼロ。
果実味が溶け込んだやや辛口に仕上がりました。※
タンクに皮ごと入れ、一晩置いた直後にセニエ(ピンク色に色づいたジュースを引き抜きます)
4月に瓶詰めして寝かせました。
完璧なバランスの、果実味と酸、旨味。
見事なフェノールの成熟を観たグルナッシュ。
澱はバトナージュにより旨味を出し、かつ酸化を防ぎます。
ブドウの声を聴いて必要なことを人間が手を貸すという心を持って
仕事をしています。
収穫を手伝ってくれる人も家族もみんな同じ気持ちで働いています。
【造り手について】
(輸入元様資料より〜)
マス・ローの「ロー」はローランのあだ名。 またマズローの法則(欲求5段階説)のマズローにもかけています。
造り手のローランはローヌのオランジュ生まれ。
ニームのソムリエ学校に通い、卒業後はニース、コート・ダジュール、サヴォワ、パリでソムリエとして働いた後、2008年にこの地(スーヴィニック村)に来て仲間6人とワイン造りを始めました。
蔵は「モン・ド・マリー」のティエリーと共同で使用。
ティエリーは父、兄もワイン造りをしていましたが、ヴァン・ナチュール(自然派)ではなかったので、別に醸造所を借りて独自でワイン造りを始めました。
そのことを知ったマス・ローのローランは、ティエリーに相談し畑も紹介を受け、ワイン造りを始めることが出来たのでした。
醸造所は協同組合の元醸造長の家族が持っているカーヴを借りています。
この二人の取り組みに共鳴し、快く貸してくれました。
協同組合が出来る前は皆、各家に醸造所がありました。
40年位使っていなかった醸造所を使ってくれることに、その家族も喜んでいます。
この村の年配の人たちは彼らのやり方を見て、懐かしみ応援してくれています。
この2人の世代は、今主流の自然派ワインの生産者とは全く交流がありません。
ある意味次世代の生産者ともいえます。
今の自然派の生産者は収量を落として濃度の高いワインを造りますが、もう少し収量を高めて、かつ水っぽくならずに旨味が乗ったワインを造りたい。
アルコール度数12度くらいのぐいぐい飲めるワインが理想。
現在フランスでは一人が飲むワインは年間50本。 かつては年間100本とも300本とも言われたのですが、それは昔の人がアルコールに強かった訳ではなくて、昔は酸化防止剤も、農薬も人口酵母もなくて、ワイン自体が今で言う自然派だったからということに気がついたのです。