財務報告論 第3版 矢部孝太郎
本書は、読者の皆様が、大企業や上場会社、グローバル企業の財務情報を読みこなし、財務諸表分析や企業分析ができるようになることを目的とする、企業会計と企業分析の教科書です。本書では、財務情報の利用者(ユーザー)側の立場での情報利用方法の説明を中心としており、その内容は、ビジネスパーソンや企業経営者にとって必須ともいえる知識です。本書を最後まで学んでいただければ、ビジネスの世界で使われている企業会計や企業分析のコンセプトやエッセンスを、コンパクトにまとめた体系的な知識として、身につけることができます。これをもとに、自ら興味のある業種や企業を選んで、有価証券報告書やアニュアルレポート(年次報告書)、統合報告書などの財務報告書を入手し、いろいろ試行錯誤しながら、企業の分析を行っていただければと思います。自ら分析作業を行い、経験を積むことによって、企業会計や企業分析の知識が、実践的に身についていきます。第3版では、企業分析に関する解説がさらに充実するとともに、各種データ等もアップデートされています。
2023年9月