負動産地獄 その相続は重荷です (文春新書 1398)

資産を巡るバトルでも相続税対策でもない。 親が遺した「いらない不動産」に悩まされる新・相続問題が多発 戦後三世代が経過していく中、不動産に対する価値観が激変。 これまでは相続財産の中でも価値が高いはずだった不動産が、 誰も住む予定がなく、借り手も買い手も現れない「負動産」に。 団塊世代が後期高齢者に突入した今、「いらない相続」は他人事ではないのです。 戸建て住宅やマンション、別荘、都市農地、山林など、 不動産のプロが、「負の相続」にならないための解決策を提言 【目次】 まえがき 「いらない相続」はあなたにも降りかかる 第1章 激増する「いらない相続」 相続の現状とこれから/「普通の家族」が「いらない相続」に悩まされる/団塊世代の後期高齢者入りは相続激増の号砲/一次相続、夫が残した余計な家で途方に暮れる妻たち/これから増える二次相続課税世帯の憂鬱/「老老相続」~偏在する高齢者財産と受け取れない子供/相続登記義務化がもたらす悪夢/都市農地の相続で路頭に迷う深刻な事情/税がかからなくとも悩ましい相続 第2章 相続対策が不動産問題を生む 少子高齢化の日本で貸家が増える不思議