進化心理学入門 (心理学エレメンタルズ)

出版社からのコメント 心理学エレメンタルズシリーズ第4弾 人間はリンゴをうまいと感じますが、ネコはリンゴを好みません。その理由はいくらリンゴの化学的成分を調べてもわからないでしょう。そこで進化心理学の出番です。進化心理学は、これまでの科学では研究することができなかったユニークな問いを立て、新たな理解をもたらすことができます。男性と女性の性行動の違い、恐怖や不安の由来、心の病はどうしてあるのか、なぜ知性が発達したのか――注目を集めつつある進化心理学の興味深い話題を大変分かりやすく解説した、日本語で読める初めての入門書です。 ●新曜社の関連書 『心の発生と進化』D・プレマック、A・プレマック著  『社会生物学の勝利』ジョン・オルコック著 内容(「BOOK」データベースより) 人間の行動は進化論でどこまで解けるか。はじめての入門書。 抜粋 ダーウィンは少し楽観的過ぎた。というのは、アメリカではウィリアム・ジェイムズによる初期の研究があったのも、社会生物学という形で人間行動への進化的アプローチが現れて、進化心理学の素地ができあがるのは、やっと1970年代になってのことだからであ