心不全と診断されたら最初に読む本
内容紹介 心不全と診断されても諦めてはいけない “心疾患・心臓リハビリの専門医による治療・リハビリ・再発予防解説 心不全は助からない病気ではありません。 適切な治療を継続し、適度な運動をしたり、食事に気を付けたり、生活習慣を見直したりすれば、 いったん発症しても、かなりの確率で悪化のスピードを緩めることができます。 つまり、「適切に対処すれば、進行を緩め、その後のQOLを高めることができる」病気なのです。 心不全とは 「心臓の働きが不十分となって体に異常が起き、だんだん悪くなって生命を縮める病気」 のことを指します。 心臓のポンプ機能が低下することにより動悸や息切れ、むくみが生じやすくなり、 心筋梗塞や心臓弁膜症などの心臓病はもちろん、 高血圧の状態が続き心臓に負担がかかると心不全になってしまいます。 現在、心不全の患者が急激なスピードで増加しているなか治療法は絶えず進化しており、 適切な対策を施すことで進行を緩やかにできることが分かっています。 著者の勤める病院では心不全をはじめとする心臓病の患者に対し、 心臓リハビリテーションのさきがけとして先駆的な取り組みを多数行ってき