ホス狂い

ホス狂いと呼ばれる女性をご存じだろうか。 彼女たちの多くはデリヘルやソープ、パパ活などで稼いだお金をホストに注ぎ込んでいる。担当に請われるまま数百万のシャンパンタワーを入れ、時には売掛まで作る姿は、痛ましい。 しかし、彼女たちがホストにダマされ、搾取される被害者に見えるとしたら、それは少し現実とは違う。むしろ彼女たちは、自分たちが営業されている=金銭が介在した関係と知りながら、ホストに課金し続けるのだ。 果たして彼女たちはなぜ、ホストに狂うのか。 エースで居続けるために大学中退を決めた女(22歳) 5千万円以上の“売り掛けを抱える女(30歳) ホストは「推し」と言い切る女(27歳) 都内と大阪を行き来しながら担当の店に通う女(25歳) 同棲解消を機にホス狂いを“卒業した女(24歳) 生活費以外はすべてホストに注ぎ込む女(37歳) ホス狂い憧れ「担当との結婚」を手に入れた女(31歳) 三十年間ホストクラブに通い続ける女(48歳)…etc 人気女流作家・大泉りかが初のノンフィクションに挑む。迫真のルポルタージュ