日本の国会――審議する立法府へ (岩波新書)

政党間の駆け引きに終始し、実質的な審議が行われない国会。審議空洞化の原因はどこにあり、どうすれば活性化できるのか。戦後初期からの歴史的経緯を検討した上で、イギリスやフランスとの国際比較を行い、課題を浮き彫りにする。「ねじれ国会」が常態化した今、二院制の意義を再考、そして改革の具体案を提示する。