小泉八雲集 (新潮文庫)

ろくろ首、雪おんな、耳なし芳一、日本の怪しを旅する。 ラフカディオ・ハーンの代表作48編を収録。 日常の生活、風俗習慣から、民話、伝説にいたるまで、近代国家への途上にある日本の忘れられた側面を掘り起して、古い、美しい、霊的なものを求めつづけた小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)。彼は、来日後、帰化して骨を埋めるまで、鋭い洞察力と情緒ゆたかな才筆とで、日本を広く世界に紹介した。本書には、「影」「骨董」「怪談」などの作品集より、代表作を新編集、新訳で収録した。 【目次】 『影』(Shadowings) 和解(The Reconciliation) 衝立の乙女(The Screen-Maiden) 死骸にまたがる男(The Corpse-Rider) 弁天の同情(The Sympathy of Benten) 鮫人の恩返し(The Gratitude of the Samebito) 『日本雑記』(A Japanese Miscellany) 守られた約束(Of a Promise Kept) 破られた約束(Of a Promise Broken) 果心居士のはなし(The Story