老いを愛づる-生命誌からのメッセージ (中公新書ラクレ 759)

内容紹介 自然体で人生を味わいつくす、暮らしかた 白髪を染めるのをやめてみた。庭の掃除もキリがないからほどほどに。大谷翔平君や藤井聡太君、海の向こうのグレタさんのような孫世代に喝采を送る――年をとるのも悪くない。人間も「生きもの」だから、自然の摂理に素直になろう。 ただ気掛かりなのは、環境、感染症、戦争、競争社会等々。そこで、老い方上手な先達(フーテンの寅さんから、アフガニスタンで井戸を掘った中村哲医師まで)に、次世代への「いのちのバトン」のつなぎ方を学ぶ。 レジェンド科学者が軽妙に綴る、生命誌38億年の人生哲学。 本書の目次 はじめに 1章 老いを愛づるヒント――あの人たちの、あの言葉から 「そんな時代もあったねといつか話せる日が来るわ」――中島みゆきさん、好きです ”これでいいのだ”でいく――バカボンのパパを見習って 「キリがありませんから」と「生まれてきてよかったな」――フーテンの寅さん 「もしもどうしても欲しいもンがあったら、自分で工夫してつくっていくンです。 つくるのがどうしても面倒くさかったら、それはたいして欲しくないってことです」――次は五郎さんです 2章