リサーチ・クエスチョンとは何か? (ちくま新書 1826)
問いのレベルをあげるために アカデミックな調査・分析、卒論・修論、探究学習から、マーケティング、ビジネス・リサーチにも! 問いを立て、調査・分析して報告する。その営みにおいて最初の関門である「問いを立てる」ことはそう簡単なものではない。それは立てれば終わりというわけではないからである。研究を進めていくなかで、当初の問いとは異なる形に問いを磨き「育てる」必要がある。そうした過程を経て、研究としてのセレンディピティが生まれるのだ。これまで語られてこなかった新しいリサーチ・クエスチョンとの向きあい方がわかる。 === 【目次】 はじめに ――「リサーチ・クエスチョン」をめぐる不都合な真実 序章 論文のペテン(詐術)から学ぶリサーチ・クエスチョンの育て方 第1章 定義する ――リサーチ・クエスチョンとは何か? 1 Problem かQuestion か? 2 「リサーチ・クエスチョン」――本書における定義 3 社会調査における問い――資料やデータを使って比較的明確な答えを求めることが出来る問い 4 疑問文形式――クエスチョンマークがついた文章 5 簡潔な表現――長すぎず短かすぎず 6