蔦屋重三郎: 時代を変えた江戸の本屋 (319) (別冊太陽)

どうでぇ これが蔦重だ!! 時代の風雲児をビジュアルでたどる決定版。 江戸が経済都市に変貌する18世紀半ば。 変わりゆく時代が求めたかのように、蔦屋重三郎は現れた。 蔦重は時代の何を捉え、何を形作ったのか──。その生涯を追う。 《目次》 ◎巻頭言 蔦屋重三郎を誉めたい 鈴木俊幸 ◎第一章 「稀代の本屋」蔦屋重三郎の生涯 【蔦屋重三郎という生き方──時代を捉え、時代をつくる】 鈴木俊幸 一、新吉原に生い立つ──時代の色差し 二、吉原世界の一員として──吉原本と吉原細見 三、風を読み、風を起こす──当世本の出版 四、狂歌と戯作の江戸──日本橋通油町進出 五、風の変わり目──天明から寛政へ 六、書籍市場を耕す──読者層の変化、山東京伝という作名 七、書物問屋蔦屋重三郎──附、地本問屋仲間成立と浮世絵出版 ・コラム 吉原の町歩きガイド『吉原細見』の読み方 ◎第二章 「吉原」という世界 【蔦屋重三郎が編集した吉原】 田中優子 吉原遊郭の全貌/遊女たちの城 妓楼/吉原の隠語と「ありんす言葉」 吉原のしきたり/吉原の女たち/遊女の一生と階級/吉原で働く女性たち 遊女の一日/吉原遊女の一日/