戦後経済史は嘘ばかり 日本の未来を読み解く正しい視点 (PHP新書)

実は、高度成長の要因はほとんど為替だった 通産省は、ほとんど役立たずだった 狂乱物価は、日本がこっそり為替介入していたせい あのバブル期に、物価は高騰していなかった 「失われた20年」も「日本1人負け」も人災だった 世界から「奇跡」と称された高度経済成長を成し遂げ、やがてバブルの崩壊から「失われた二十年」といわれるほどのデフレ不況に落ち込んだ日本。なぜわれわれは、かくも成功し、そしてかくも失敗したのか――。 この日本経済の歩みの要因分析について、いま、あまりに広く「間違いだらけの常識、思い込み」が流布している。 本書は、それらの誤謬をわかりやすい論証で一刀両断 「真相」をシンプルかつ明快に解き明かしていく。まさに、驚きと知的刺激の連続の一冊である。 「真実の歴史」を知らねば、経済の流れは見えてこない。 未来を正しく見通すためにも、ぜひ読んでおきたい、新しい「戦後経済史」の決定版。 プロローグ──経済の歩みを正しく知らねば、未来は見通せない 第1章 「奇跡の成長」の出発点に見るウソの数々 第2章 高度経済成長はなぜ実現したのか 第3章 奇跡の終焉と「狂乱物価」の正