いい子に育てると犯罪者になります (新潮新書)
価値観が次々ひっくり返る 圧倒的説得力! 意外なことに、刑務所への出入りを繰り返す累犯受刑者には「いい子」だった者が多い。自分の感情を素直に出さず、幼少期から無理を重ね、親の期待する役割を演じることに耐えられなくなった時、積もり積もった否定的感情が「犯罪」という形で爆発するのだ。健全な子育ては、「いい子」を強いるのではなく「ありのままの姿」を認めることから始まる──。矯正教育の知見で「子育ての常識」をひっくり返す。 目次 まえがき 第1章 明るく笑う「いい子」がなぜ罪を犯すのか 第2章 少年院に入ると、さらに悪くなる 第3章 受刑者の心の奥底にある幼少期の問題 第4章 「つらい過去」に蓋をしてはいけない 第5章 子どもの前に、親が自分自身を受け入れる 第6章 幼少期の子育てで知っておきたいこと あとがき 本書の成り立ちについて