落日の轍 小説日産自動車 (文春文庫)
内容紹介 2018年、会社を私物化した「カリスマ経営者」が逮捕された――。 大企業の”病巣”はすでに40年前にあった かつて日産自動車に君臨し”天皇”と畏怖された塩路一郎。組合員二十万人の労働組合の総帥として、社長人事に影響を及ぼし、経営を歪め、社内紛争を長引かせる一方、豪華クルーザーで遊び、愛人を囲い、私利私欲を極めた。なぜ彼は権勢をほしいままにできたのか。大企業の病巣に切り込む迫真の実録小説、緊急復刊 (『労働貴族』を改題) 「救世主はいつから、なぜ、会社を食い物にするようになったのか」 「人の営みに寄り添い、心情をすくい上げた作品は滅びない」 ――解説・加藤正文 内容(「BOOK」データベースより) かつて日産自動車に君臨し“天皇”と畏怖された男・塩路一郎。組合員二十三万人の労働組合の総帥として、社長人事に影響を及ぼし、経営を歪め、社内紛争を長引かせる一方、豪華クルーザーで遊び、愛人を囲い、私利私欲を極めた。なぜ彼は権勢をほしいままにできたのか。大企業の病巣に切り込む迫真の実録小説。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 高杉/良 1939年東京生まれ。化