安倍晋三の正体 (祥伝社新書 682)

日本を破壊した男の軌跡 2022年7月8日、安倍晋三元首相が銃撃され、駆けつけた昭恵夫人に見守られる中で息を引き取った。 生前の安倍氏は、「日本を、取り戻す。」「アベノミクス」「地球儀を俯瞰する外交」「改憲」などを掲げて支持を集め、安倍政権は憲政史上最長(3188日)の長期政権となった。 一方で、モリカケサクラ問題をはじめとする、様々な疑惑が曖昧なまま決定された国葬の賛否をめぐる議論に、安倍氏の遺した分断の深さが見てとれる。 本書では、大衆社会の病理を観察し続ける著者が、検証可能な事実を基に安倍晋三という政治家、ひいては人間の本質を明らかにしていく。 そこから見えてくるのは、安倍氏を支持し続けた私たちの社会の病だった――。