原初生命体としての人間 ― 野口体操の理論(岩波現代文庫)

内容紹介 からだの力を抜き,重さに任せきったときに生まれる,ゆらゆらと揺れる気持ちのよい動き.それが「原初生命体の液体的な状態」を実感する動きである.従来の体操観を覆す野口体操の理論は,著者自身のからだの動きの実感を手がかりに生み出された.本書は,その思索を端的に語るものであり,また身体的思考にもとづく独創的な人間論,運動・感覚・言葉論でもある. 内容(「BOOK」データベースより) 「からだの主体は脳ではなく、体液である」―こうしたからだの動きの実感を手がかりに生み出された野口体操の理論は、従来の体操観を大きく覆し、演劇・音楽・教育・哲学など多方面に影響を与え続けている。身体の可能性を拓く体操法を端的に語った本書は、身体的思考に基づく独創的な人間論、運動・感覚・言葉論でもある。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 野口/三千三 1914‐98年。群馬県生まれ。群馬師範学校・東京体育専門学校助教授を経て、東京芸術大学教授、のち名誉教授。野口体操教室を長年にわたり主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)